岐阜の「たつけ」
2026-08-12 10:08:23
岐阜の「たつけ」を全国へ広める認定講師制度が注目
岐阜の山里から全国へ広げる「たつけ」の魅力
岐阜県郡上市石徹白(いとしろ)地区は、日本の自然美を感じられる素晴らしい場所です。この地域には、長い歴史の中で受け継がれてきた「たつけ」という作業着があります。この「たつけ」を伝える認定講師が、2026年8月までに全国で62名に達し、その活動が注目されています。
認定講師制度の目的と背景
「たつけ」は、麻を使った作業着で、田畑や山仕事に適した耐久性を持ち、長く着続けることが可能です。石徹白洋品店の代表である平野馨生里氏は、単なる伝承ではなく、「今の暮らしに必要だから伝えたい」という思いのもと、認定講師制度を立ち上げました。これにより、全国各地でワークショップを通じて「たつけ」の魅力が広がっています。
それぞれの思いを持つ認定講師たち
東京や奈良、佐賀など、全国に広がる「たつけ」の認定講師たち。そのバックグラウンドは様々ですが、共通の願いを持っています。たとえば、東京都の松本博美さんは、服作りの過程で生まれる端切れに対して違和感を抱き、石徹白の「たつけ」に出会うことで「布を無駄にしない」という価値観に目覚めました。彼女は、現在「たつけ」のリメイク教室を主宰しています。
ワークショップでの体験
石徹白では、この「たつけ」を学ぶワークショップが頻繁に開催されています。参加者からは、「日本にこんな作りの服があったとは驚き」「動きやすくてたつけしか穿けなくなった」との声が寄せられています。古くからの技術である「直線裁断」を活かした作品の魅力が、多くの人々に新たな気づきを与えているのです。
地域の文化を受け継ぐ意義
「たつけ」はただの衣服ではなく、石徹白の地域文化そのものを含んでいます。平野氏は、地元の人々の日常生活を支える一部としての「たつけ」の重要性を語ります。布を大切に使い、自分たちに必要なものを自ら手作りするという知恵は、今の時代にこそ必要とされているものです。
全体の進展と今後の課題
認定講師たちは、それぞれの地域で「たつけ」の輪を広げています。全国に60人以上が認定されたことで、ただ技術が広がるだけではなく、「たつけ」に込められた価値観に共感する仲間が増えたことは、今後の展開に大きな期待を持たせます。
現在、石徹白洋品店では、地方での講座やオンライン講座も提供しており、参加者のフィードバックからさらなる改善を目指しています。時代のニーズに合わせて進化する「たつけ」は、すべての世代に対する重要なメッセージを持っています。
「たつけ」がこのように全国に広がっていくことは、単なる技術伝承ではなく、地域文化を大切にし、持続可能な社会へ向けたひとつのアプローチです。今後もさらなる広がりが期待される中で、私たちはこの「たつけ」の魅力を次の世代へと受け継いでいきます。興味がある方はぜひ、石徹白への訪問を検討してみてください。
会社情報
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石徹白洋品店株式会社
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