ふるさとみつけ塾:新しい地域との関係構築
1. ふるさとみつけ塾とは
『ふるさとみつけ塾』は、全国にある15校以上の熱中小学校を舞台に、参加者が自分に合ったふるさとや働き方を見つけるプログラムです。この取り組みは、仲間や地域とのつながりを強化し、参加者が新たな発見をすることを目的としています。熱中小学校は2015年に山形県高畠町でスタートし、現在は教員約250名、さまざまな年代の生徒約1000名が集う「大人の社会塾」です。これらの学校では、廃校や空き施設を活用し、全国で17校、海外にも1校が設立されています。
2. プログラムの背景
新型コロナウイルスの流行を受けて、地方への移住に対する関心が高まっていますが、移住後に地域に馴染めず、数年で離れてしまうケースも少なくありません。都市部から地方へ移住する人材が定住するためには、人間関係や生活環境、仕事の機会など、様々な要素での不安が解消される必要があります。そこで、『ふるさとみつけ塾』では、熱中小学校という地域コミュニティ内で都市部と地方の人材が共に学び、関係構築の場を提供しています。また、オンラインを活用した仕事体験(インターンシップ)を通じて、町に定着するための支援を行っています。
3. プログラムの対象と内容
プログラムの対象は、以下のような人々です:
- - 都市と地方の二地域居住や移住を希望する企業社員
- - 自然豊かな地域で子育てをしたいと考える家庭やその支援をしたい企業
- - セカンドキャリアを模索するミドルシニア層や関連企業
このプログラムでは、安心して子育てができ、豊かな自然に囲まれた地域での新たな取り組みを通じて、参加者のキャリアやライフスタイルを検証します。特に、以下の地域での実施が予定されています:
- - 北海道更別村
- - 千葉県銚子市
- - 富山県高岡市
- - 和歌山県上富田町
- - 宮城県丸森町など
4. 今後の展望
今後、このプログラムの実施にあたって都市部の企業には、『企業版ふるさと納税制度』を活用して、実質負担を低く抑えながら新たな働き方の実験や地域との接点作りが期待されます。具体的には、オンラインセミナーを定期的に実施し、企業が新しい働き方や地域との関わりを学べる場を提供します。
会社概要
『Dialogue for Everyone株式会社』は「好きな場所でワクワク働く」ことを理念としており、地域とつながりに意欲的な企業や個人と共に、新たな働き方を創造していくことを目指しています。
移住を考える方々にとって、このふるさとみつけ塾は新しい可能性を開く場となるでしょう。地域とのつながりを深め、自分に合った生活やキャリアを見つけることができる、将来にわたって価値のあるプログラムです。