キッザニア甲子園での職人体験
今年の春、兵庫県西宮市に位置する「キッザニア甲子園」で、小さな職人たちが活躍しています。3月21日から4月6日まで、期間限定で「ランドセル工房」パビリオンがオープンし、子供たちは本物の職人と同じ道具や素材を使い、自分だけのミニランドセルを制作する体験に挑戦しています。このイベントは、西日本を代表するランドセルメーカーである株式会社池田屋が協力しており、職人の技術を直に学び、ものづくりへの興味を引き出すことを目的としています。
ランドセル工房の魅力
ランドセル工房では、参加者の子供たちが約1/10サイズのミニランドセルを製作します。まず最初に、プロの職人からランドセルの歴史や各パーツの役割、使用する道具と素材について教わります。実際に使われる工具を用いて、カシメやナスカンなどのパーツを取り付ける工程では、集中した表情で作業に取り組む姿が印象的でした。その中で「丁寧に作業すれば、美しく使いやすいランドセルに仕上がる」とのアドバイスも受け、子供たちは身を乗り出して作業に挑んでいました。
完成までの過程では、各側面の穴に紐を通して立体感を持たせる作業も行います。試行錯誤しながら、見本を参考に慎重に作り上げていく姿には、真剣さが感じられました。完成したミニランドセルを手にすると、子供たちは「自分で組み立てるのが好きなので楽しかった」「編む作業が大変だけど面白かった」と嬉しそうに感想を語ります。また、新1年生になる子供たちからは、「ランドセル作りの職人はすごいと思った」という声や、「ランドセルを大切に使いたい」という感慨も寄せられ、感動的な体験となったようです。
オリジナルネームタグワークショップ
さらに、特別な企画として「オリジナルネームタグ ワークショップ」も実施されています。この新たな取り組みでは、ランドセルの錠前に使用される牛革製のツマミを利用して、オリジナルのネームタグを作成します。子供たちは、「ものづくりは丁寧な作業が不可欠」との教えを受け、特製の機械でイニシャルを刻印し、職人の道具を使って鋲を打ち込む過程を体験します。
完成したネームタグを持つ子供たちの表情はとても満足そうで、「打つのが難しかったけど楽しかった」との声が聞かれました。さらに、「ランドセルに付けたい」という想いや、「お母さんへのプレゼントにしたい」といった希望も語られ、笑顔が溢れていました。
まとめ
キッザニア甲子園で行われているランドセル工房とオリジナルネームタグワークショップは、子供たちにとって貴重な体験となっています。ものづくりの背後にある職人の思いや技術に触れ、楽しみながら学ぶことができるこのイベントは、未来のクリエイターを育む素晴らしい機会です。ぜひ公式サイトで詳細な情報をご覧いただき、子供たちの素敵な経験を応援してみてはいかがでしょうか?
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