生成AIで教育現場が変わる!
8月21日、東京都港区にて、AIデータ株式会社が主催する「AIエージェント×AI/DXフォーラム~教育/エドテックAug」が開催されました。このフォーラムでは、教育テクノロジー(EdTech)業界の専門家が集まり、生成AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)の活用について発表が行われました。教育分野におけるAI活用の新たな方向性を探る貴重な機会となりました。
セッション内容の概要
セッション1: 「次世代EdTechインフラの重要性」
AOSグループ代表の佐々木隆仁氏は、教育ノウハウ資産をAIエージェントを通じて管理し共有するインフラの必要性について語りました。紙やローカルに分散した情報を一元化することで、教員間の知識共有が進み、教育の質向上が期待できるとのことです。特に、ナレッジDXの重要性が強調されました。
セッション2: 「生成AIの最新動向と未来」
一般社団法人教育AI活用協会の代表理事佐藤雄太氏は、生成AIが教育現場に与える影響を分析し、個別最適化学習や教員の働き方改革などの先進事例を紹介しました。AIを活用したEdTechは、学習者を中心とした教育の実現に向けたカギとして位置づけられました。
セッション3: 「AI EduTech on IDX」
AIデータ株式会社のCTO志田大輔氏からは、少子化に対応したEdTech基盤の「AI EduTech on IDX」が発表されました。個別最適化学習や業務効率化を実現するこのプラットフォームは、民間教育機関の成長戦略を加速することが期待されています。
セッション4: 「デジタルハリウッド流 学びのDX」
デジタルハリウッド大学院准教授の石川大樹氏は、生成AIによる個別最適化学習の実例を紹介しました。AIを活用した講師との役割分担による共創型学習の重要性が取り上げられ、学びの質を高める新しい教育の姿が提示されました。
セッション5: 「音楽教育の未来」
Tutteo Limitedの久保山弥希氏は、音楽教育におけるクラウド型学習プラットフォーム「Flat for Education」の活用を紹介しました。教員の負担を軽減し、生徒の創造性を育む教育の未来像が描かれました。
まとめ
本フォーラムを通じて、AIの進化が教育分野に革命をもたらしつつあることが明らかになりました。AI活用による個別最適化学習が進むことで、教育の質や教員の働き方も大きく変わる可能性があります。今後のEdTechの発展がますます期待されるところです。
AIデータ株式会社について
AIデータ株式会社は、データインフラと知財インフラを基盤に、企業や個人のデータ資産を守り、活用する事業を展開しています。設立は2015年で、東京都港区に本社を置き、9000社以上の企業と90万人以上の顧客から信頼を得ています。与信管理や知財管理を通じた社会基盤の強化に貢献しつつ、生成AI『AI孔明™』の展開など、業界の最前線で活動しています。