次世代エネルギー管理
2018-04-02 10:01:05

次世代エネルギー管理サービス「エナッジ™」がスーパーマーケットの省エネ支援を開始

次世代エネルギー管理サービス「エナッジ™」が始まる



2018年5月21日、スーパーマーケット向けに新たに導入されたエネルギーマネジメントサービス「エナッジ™」が注目を集めています。このサービスは、AI技術を駆使して店舗ごとの電力使用量を予測し、省エネ施策を全面的にサポートするというものです。省エネ法の改正により、従来は対象外だったスーパーマーケットも省エネ施策が求められるようになっており、今回のサービスはそのニーズに応えるものです。

使用電力量予測の背景


日本では、省エネ法が改正され、スーパーマーケットが省エネ施策の対象となりました。この動きにより、店舗における電力使用の効率化が求められていますが、現状では業務負担やコスト増加の懸念から工夫が進んでいないのが実情です。また、スーパーマーケット本部側では、全店舗のエネルギー使用状況を一元管理し、迅速に問題を発見し対応するためのソリューションが求められています。

新サービス「エナッジ™」の特長


「エナッジ™」は、電力使用のビッグデータを集約し、店舗ごとの電力使用量を予測するAIを活用しています。さらに、データに基づいて、省エネ行動を提案する機能も含まれています。店舗スタッフはタブレットを使ってエネルギーの使用状況やその分析を確認し、日々の省エネタスクを把握することができます。

本部では、各店舗の電力データを統合的に管理でき、異常値の検出やメッセージ機能を通じて店舗と連携することが可能です。こうすることで、エネルギーマネジメントにかかる業務負担を軽減し、本業に専念しながら電気料金の節約が可能となります。

AIの実績データに基づく予測


サービスでは、約6,000の店舗や事業所に提供されているエネルギーマネジメントツール「見えタロー®」の過去データを活用し、実際の気温や電力使用量のトレンドをもとに、AIが24時間先の電力使用量を予測します。このAIは短期間の実績データをもとに早期に予測を開始することができ、店舗ごとの特性に応じた予測ができる点も魅力です。

さらに、予測過程では天気予報に基づく気温との差も考慮されており、適切な運用のためのAI再学習が行われます。

開発に関与する企業について


「エナッジ™」を開発したのは、アイ・グリッド・ソリューションズと伊藤忠テクノソリューションズです。前者はエネルギー需要を最適化することに特化し、さまざまな分野でエネルギーマネジメントを推進しています。一方、CTCはIT分野で広範なサービスを提供し、ビッグデータやクラウド技術の活用に定評があります。

この新サービスにより、スーパーマーケットの省エネ施策が飛躍的に進むことが期待されています。省エネの重要性が高まる中、企業はエネルギー効率の向上に向けた新たな取り組みを加速させています。今後、このサービスが全国の店舗に普及することで、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。

会社情報

会社名
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ
住所
東京都千代田区麹町3-7-4 秩父屋ビル
電話番号
03-3230-1280

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