可児市の戦国城跡
2016-07-30 10:03:55

地域活性化の新しい形!可児市の戦国城跡巡り事業の取り組み

戦国時代の役割を持つ可児市の新たな試み



岐阜県可児市では、「戦国城跡巡り事業-可児市の乱-」という新しい地域活性化プロジェクトが開始されました。戦国時代に築かれた数多くの城を活用し、市民と観光客が楽しめる体験型のイベントを通じて地域の魅力を再発見しようというこの取り組みは、NPO、行政、企業の連携によって進められています。

可児市の背景



可児市は、戦国時代の遺産として数多くの城跡が存在し、特に美濃金山城跡は国の史跡にも指定されています。これらの城跡は歴史的な価値を持つだけでなく、地域の資源として活用できるポテンシャルを秘めています。そこで、可児市は歴史の楽しさを伝える新しい方法を模索することになりました。

チャンバラ合戦-戦 IKUSA-の登場



「戦国城跡巡り事業-可児市の乱-」の目玉とも言えるのが「チャンバラ合戦-戦 IKUSA-」です。この活動は、NPO法人ゼロワンが開発した簡単なルールで、誰でも参加できるアクティビティとして設計されており、オリジナルのスポンジ刀を使って安全に楽しむことができます。

この合戦を通じて、子供たちには可児市の歴史を学ぶきっかけを、大人たちにはより深い地域への関心を促すことを目指しています。可児市の代表的企業である株式会社TearsSwitchもこの活動に協力しています。

城跡を遊び場として活用



可児市には、城跡に関連する活動を行う団体があり、これらを統括する組織も整備されています。活動団体は、史跡ガイドや環境整備を行いながら、無関心層に対しても興味を引くための施策を展開。チャンバラ合戦で遊ぶことで、自然に城跡への関心が高まります。さらに、道中に城名の刻印がされたスポンジ刀を使用し、目に見える形で地域の歴史をアピールします。

住民参加型ワークショップ



このプロジェクトでは地域住民も積極的に関与し、楽しみながら地域の活動に参加することが奨励されます。まずは「チャンバラ合戦」を楽しむことで参加意識を高め、その後、市のPR動画作成や甲冑作りといった活動に繋がっていきます。市民自らが地域の魅力を発信することで、より一層の活性化が期待されます。

地域活性化の新たな挑戦



可児市の「戦国城跡巡り事業-可児市の乱-」には以下の特徴があります。
1. 体験型のアプローチ: 多くの自治体が歴史を活かそうとする中、可児市は特に幅広い年齢層へのアプローチを重視しています。
2. 市内1万人の侍の育成: 年間20回以上のチャンバラ合戦を市内各地で行い、1万人以上の参加者を目指します。大きな目標に向けて、すでに1300人以上が参加しています。
3. インバウンドへの拡大: 動画やWebサイトを活用し、日本文化であるチャンバラを発信。地域の活動人口の増加も期待されています。

結論



「戦国城跡巡り事業-可児市の乱-」は、地方創生の一環として地域の資源を活用し、市民が主体となってその魅力を再発見することを目指しています。可児市の取り組みは、日本全国の地域活性化のモデルケースともなる可能性を秘めています。これからの展開に大いに期待したいものです。

会社情報

会社名
株式会社IKUSA
住所
東京都豊島区東池袋3-20-21広宣ビル 4F
電話番号
03-5960-0193

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