障がいを考えるトークイベント開催のお知らせ
近年、障がいを抱える方々とその家族への理解が深まる中、「障害者週間」である12月3日から9日を前に、札幌市で特別なトークイベントが実施されます。このイベントは、障がいの実状や「インクルーシブ」社会について考えるきっかけを提供することを目的としています。
イベントの背景
近年、共生社会の形成が求められ、さまざまな分野で「インクルーシブ」の理念が広まりつつあります。企業のダイバーシティ&インクルージョンをはじめ、教育現場でもこの考え方が浸透してきています。特に2024年4月からは、事業者が障害者への合理的配慮を提供することが義務化されるため、ますます注目されています。
しかし、障がいの有無に関係なく、特に親世代の中には、障がい児者と接点を持たない方々も多くいるのが現状です。加えて、医療や福祉制度の整備が進むことで、障がい児を育てる親や障がい者自身が再び仕事に戻ることも多くなってきました。こうした事実から、障がい者とその家族の実情を知ることの重要性が高まっています。
トークイベントの概要
このイベントでは、障がいを持つ子どもたちやその家族をゲストとして招き、彼らの体験を共有する形式で行われます。日付は2024年11月30日(土)の14:00〜15:30(開場は13:30)で、場所は札幌市東区にあるEZOHUB SAPPOROです。参加費は無料で、定員は90名。事前に予約が必要となっています。特に、バギーや車椅子をお使いの方の人数も確認したいので、事前の申し込みをお願い致します。
ゲストスピーカーの紹介
運上佳江・運上愛夕さん
四姉妹の長女である愛夕さんは、高校生でK-POPが大好き。彼女は胃瘻や気管切開といった医療的ケアが必要です。母の佳江さんは、長女と次女がVici症候群という希少な重度障がいを持っていることから、地域で共に生きる社会を作ることを目指し、NPO法人ソルウェイズを設立。重症児デイサービスや訪問介護など幅広い福祉事業を展開しています。
門田牧子・門田亜美さん
明るく無邪気な亜美さんは、高校一年生でダンスが得意。彼女は出生時に先天的な疾患を抱えており、母の牧子さんはその中での育児や家庭のサポートをしてきました。彼女らのストーリーは、「ヤギオイヌ絵本」にも記されています。
松原健さん
25歳で事故に遭い、頸髄を損傷した松原さんは、長い入院生活を経て自立した生活を送っています。現在は、講演活動を通じて「命の授業」を実施し、障がいについての理解を広めています。
主催者のご紹介
このイベントは、NPO法人あえりあの主催です。この法人は、医療・福祉・介護のスキマを埋める活動を行っており、地域社会との連携を強めています。医療や福祉の専門家とのつながりを大切にし、さまざまなセミナーやイベントを展開しています。
参加方法
参加を希望される方は、以下のリンクからお申し込みいただけます。
参加申し込みはこちら
お問い合わせ
イベントに関するご質問や詳細については、NPO法人あえりあへご連絡ください。メールアドレス:
[email protected]。
このトークイベントを通じて、障がいについての理解を深め、共生社会の実現に向けた一歩を踏み出しましょう。