Agile Japan 2024にて基調講演が行われる
いよいよ迫る「Agile Japan 2024」。このカンファレンスは、2024年11月21日から22日にかけて、東京・新宿のベルサール新宿セントラルパークで開催されます。そして、その2日目の基調講演には、株式会社フルストリームソリューションズの代表取締役社長、和智右桂氏が登壇します。
生成AIの進化とエンジニアの不安
和智氏は、数年で目覚ましい進化を遂げた生成AIの技術について触れます。特に現在、生成AIが出力するコードが業務に耐えうるレベルへと成長してきたことで、エンジニアの職業が脅かされるのではないかという不安が高まっていると語ります。しかし、エンジニアの役割は単にコードを書くことだけではありません。非エンジニアが生成AIを利用しプログラミングを行うことが現実味を帯びていますが、そのためには業務全体の再設計が不可欠です。
業務システムの再設計が必要
和智氏は、システム開発においては「動作するアプリケーションを実装するだけでは不十分である」と指摘します。業務や運用を理解している非エンジニアが開発に関与する構想は以前から存在しているものの、成功していない例が多いことも問題だとされています。アプリケーションの機能を整えるだけでなく、それを用いるエンドユーザーの視点や業務フロー全体を見直すことが、真の意味での業務改革につながるのです。
エンジニアの新たな役割
では、業務の再設計は誰が行うのでしょうか。最終的には経営者や上層部の判断が必要ですが、アジリティが求められる時代においては、エンジニアがプロジェクトの進行に積極的に関与する必要があります。和智氏は、エンジニアには単に言われたことを実装するのではなく、プロジェクト全体を見通しつつも、関係者とのコミュニケーションを図りながら、意思決定に参加することが求められると述べています。AIの活用も含め、エンジニアリングの領域を広げていくことが重要です。
聴講をおすすめしたい方々
和智氏の講演は、キャリアの選択に悩むエンジニアやアジャイル開発に従事する専門家、またITの人材育成に取り組んでいる経営者にとって非常に有意義な内容です。
和智右桂の略歴
和智氏は、長年にわたりSIer及びエンタテインメント系総合商社で開発プロセスの標準化やシステム開発を担い、現在はフルストリームソリューションズで業務改革を手がけています。また、数多くの著作や訳書を通じて知見を広めているのも特徴です。
Agile Japan 2024の意義
Agile Japanは、日本全体にアジャイルの価値を広め、業界を超えた変革を促進することを目指しています。このカンファレンスでは、様々な業種の専門家が集い、有意義な意見交換の場を提供します。詳細は公式サイトをチェックしてみてください。
【公式サイト】
Agile Japan 2024
フルストリームソリューションズのビジョン
フルストリームソリューションズは顧客の文化を尊重し、理論に基づいたアプローチで事業改革を推進します。
【会社概要】
フルストリームソリューションズ