伝統とデジタルの融合
株式会社digglueが発表した、むす美が展開する「鳥獣人物戯画」モチーフの新作ふろしきに注目です。この商品は、2025年に開催される大阪・関西万博で販売が予定されており、インバウンド顧客に向けて日本文化を象徴するふろしきの魅力をデジタルで発信します。
デジタル製品パスポート「CiReta!」
新作ふろしきには、digglueのDPP(デジタル製品パスポート)対応ツール「CiReta!」が導入されます。このツールを使うことで、消費者はQRコードを読み取るだけで、ふろしきの素材情報や環境への配慮があった取り組みを視覚的に確認することができます。これはふろしきのサステナブルな価値を強調し、消費者に安心して使ってもらうための大切な仕組みです。
国宝「鳥獣人物戯画」の魅力
「鳥獣人物戯画」は、京都の高山寺に伝わる古い絵巻物で、漫画の起源とも言われています。この絵巻に描かれている愛らしい動物たちの姿は、時を超えて多くの人に愛されています。新作ふろしきは、この絵巻から着想を得ており、中央には蓮の葉を模したデザイン、周囲には躍動感あふれる動物たちが描かれています。
デザインとカラーバリエーション
新しいふろしきは、ターコイズとグレーの2色展開。どちらの色も異なる雰囲気を持ち、使用するシチュエーションによって使い分けることができます。また、ふろしきには、山田繊維の公式認定商品である証として公認マークも印刷されています。
繰り返し使えるサステナブルな選択
このふろしきの大きな特徴は、繰り返し使用できることです。使い捨てプラスチック製品削減に寄与し、消費者がサステナブルな選択をする手助けをします。日本の伝統文化を大切にしながら、現代的なデザインを取り入れたこの商品は、今後の循環型社会への第一歩となるでしょう。
「CiReta!」の利便性
「CiReta!」は視覚的に商品の魅力や環境価値を伝えるWEBアプリです。このツールを通じて、消費者は製品情報を簡単に確認できるだけでなく、訪日外国人に向けても理解しやすく情報を提供できます。これにより、スタッフの言語能力に関わらず、商品の価値を効果的に伝えることが可能になります。
むす美と山田繊維の理念
むす美を展開する山田繊維株式会社は、1937年に創業以来、「ふろしき専門メーカー」としてのアイデンティティを守りつつ、日本の伝統文化を現代に合わせて進化させてきました。国内外でのコラボレーションや販促活動を通じて、風呂敷の魅力を広めるための積極的な取り組みが評価されています。自社商品だけでなく、国内外のクリエイターやメーカーとの協力を促進しています。
最後に
この新作ふろしきは、日本の伝統と最新のデジタル技術を結びつける革新的なプロジェクトの一環であり、消費者に新しい価値を提供するものとなるでしょう。2025年の万博での販売が待ち遠しいですね。