Baby MUSE産前産後ケアサービス、一時休止のお知らせ
一般社団法人産前産後ファミリーケア協会が運営する「Baby MUSE」は、2024年10月4日をもってサービスを一時的に休止することを発表しました。この背景には、産後ケアを必要とする多くのママや家族のニーズがあった一方で、実施を予定していたプランの中止が相次いでいるという厳しい現状が存在します。
背景
「Baby MUSE」は2021年から株式会社ピースコネクトが運営し、昨年10月より協会にその運営が移管されました。協会の目指すところは、「社会全体で子育てを楽しむ文化を育む」ことで、非営利の形で産後ケアのサービスを行っています。この取り組みによって、多くの方々から依頼が寄せられ、実際に多くの家族が支援を受けてきました。
しかし最近では、プランの調整を行ったものの、急なキャンセルが多く発生し、実施予定のプランが実現できないケースが増加しています。体調不良やスタッフの都合による直前のキャンセルが続き、結果として提供が難しい状況となってしまいました。
非営利での提供の意義
当協会は「産前産後に必要なケアを受けることが普通となり、子育てを社会全体で楽しむことができる」との思いで運営してきましたが、最近の現状ではサービスを持続することが非常に困難だとの判断に至りました。このため、やむを得ず一時休止という苦渋の決断に至ったのです。
今後の展望
協会のグループ企業である株式会社ピースコネクトは、小児特化型の訪問看護ステーションを運営しており、特に低出生体重児や多胎児、医療的ケアを必要とする子供たちに向けたサービスを展開しています。これまでの経験を活かし、訪問看護に注力していくことで、産後のママやその家族をしっかりとサポートしてまいります。
また、以前から計画を進めている産後ケア施設の開設にも力を入れていく予定です。「Baby MUSE」はプラットフォームとして存続し、この計画を引き続き進めることが明らかになっています。
利用者へのお願い
サービスのご利用を検討されていた皆様には、多大なるご迷惑をおかけいたしますが、変更についてご理解いただけますようお願い申し上げます。詳しいお問い合わせについては、当協会のホームページのお問い合わせフォームをご利用ください。
参考リンク
一般社団法人産前産後ファミリーケア協会は、2022年12月に設立され、宮城県仙台市を拠点に活動しています。子育てファミリー向けのイベントや講演、普及活動に取り組みながら、子育てが社会全体で楽しめる文化を作ることを目指しています。今年の3月には、仙台で初の「こども赤ちゃんEXPO」を開催し、今後も各地での開催を予定しています。