IT顧問化協会が中小企業支援の新たな一歩を踏み出しました

IT顧問化協会、経済産業省から認定を受けた支援機関

一般社団法人IT顧問化協会（eCIO®）は、2020年5月11日付で経済産業省から「情報処理支援機関（スマートSMEサポーター）」として認定されました。これにより、協会は中小企業に向けたIT導入支援を本格化し、特に間接部門の業務を効率化する手助けを行うことになります。

スマートSMEサポーター制度とは

この制度は、中小企業の生産性を向上させるために必要なITツールを提供するITベンダーなどを認定することで、中小企業が自社に適したITを容易に導入できる環境を整えることを目的としています。IT関連の専門家であるeCIOメンバーが、各企業のニーズに合わせた提案や支援を行い、企業の成長をサポートしていくのです。

中小企業のIT導入の現状

中小企業にとって、IT導入は必須であるものの、実際にはどのツールを選べばよいのか、どの企業に依頼すればよいのか分からないという声が多くあります。さらに、2020年版「中小企業白書」によれば、中小企業のソフトウェア投資比率は大企業と比較して約7.7%も低いとされています。このような状況を受けて、IT顧問化協会は専門家のネットワークを築き、「IT顧問®サービス」を通じて具体的な支援を提供します。

IT導入支援の具体的な形式

IT顧問化協会では、専門家が定期的に中小企業を訪問し、企業が抱える「財務・会計」や「給与管理・勤怠管理」などの課題を詳細に聞き取り、それに基づいて最適なITツールの選定や導入、その後のサポートを行います。これにより、中小企業は業務効率の向上と生産性の増加を実現することが期待されます。

無料のIT活用適正診断サービス

さらに、IT顧問化協会では、無料で受けられる「IT活用適正診断」も提供しています。これは、特定の設問に回答することで、自社のIT活用度を評価し、結果をレーダーチャート形式で可視化します。診断結果は、認定されたIT活用推進の専門家から無料でフィードバックを受けられるため、中小企業にとって非常に有用なサービスになるでしょう。

IT顧問化協会の使命

IT顧問化協会は、企業の経営にITを活用し、その利益を向上させるための架け橋となるIT顧問の育成と専門家ネットワークの構築を使命としています。また、企業に最適なIT活用を促進することで、売上と生産性をともに向上させていくことを目指しています。

IT顧問化協会の取り組みを通じて、中小企業がより効率的に成長していくことが期待される今、ITサポートの重要性がますます高まっています。中小企業の皆様もぜひ、この機会に利用してみてはいかがでしょうか。