官民協力によるパブリックスペース活用の新たな方向性
2023年2月13日、国土交通省において「官民所有のパブリックスペースの利活用・管理ワーキンググループ」および「持続的なエリアマネジメントに必要な財源・人材ワーキンググループ」の取りまとめが公表されました。これにより、国内のパブリックスペース活用についての新たな方向性が示され、エリアマネジメントの持続可能性を高める取り組みが強調されています。
パブリックスペースの重要性
公共スペースは、住民や訪問者にとって重要な役割を果たします。人々が集まり交流する場所であり、地域の魅力を引き出す特徴的なスペースです。しかし、これらのスペースが十分に活用されない場合、地域の価値が損なわれてしまう可能性があります。今回の報告書では、パブリックスペースの利活用が地域に与える影響について新たな視点が提供されています。
両ワーキンググループの設置背景
まず「官民所有のパブリックスペースの利活用・管理ワーキンググループ」では、パブリックスペースのさらなる価値向上に向けた取り組みが議論されました。公民共に「行きたくなる」「過ごしたくなる」空間を作るための方策を探っていく方針が示されています。ここでは、パブリックスペースの利活用と公共性の考え方、支援策、手続きの簡素化などについて詳しい内容がまとめられました。
一方の「持続的なエリアマネジメントに必要な財源・人材ワーキンググループ」では、地域経営を担うエリアマネジメント団体の役割を見直し、資金や人材を如何に確保していくかが重点的に議論されました。官民の協調による活動や資金計画、特例措置や支援制度の確立が求められています。
主な取り組み内容
1. パブリックスペースの利活用
- - パブリックスペースの営利と公共性を両立させつつ、利活用を進めることが求められます。具体的には、公共性を保持しながらも収益を上げる方法を見つけ出し、地域経済に貢献するシステムを構築します。
2. エリアマネジメントの強化
- - エリアマネジメント団体が持続可能な経営を行うための財源確保や人材育成について、官民一体の取り組みを進めていく必要があります。具体的には、資金調達方法を見直し、専門家を育成する仕組みが重要です。
3. 制度の見直しと連携
- - パブリックスペースの利活用をスムーズに行うため、関連する制度の見直しや手続きの円滑化が進められます。また、異なる関連機関と連携を図り、新たな取り組みを促進するための体制強化が必要です。
今後の展望
これらの取り組みを通じて、パブリックスペースの価値が高まり、持続可能な地域づくりが進むことが期待されます。国民が参加しやすい、魅力ある地域づくりを実現するためには、行政や民間企業、地域住民が協力し、新たなアイディアを出し合うことが不可欠です。
今回の報告書が新しい時代のパブリックスペースのあり方を示し、地域を活性化するための道しるべとなることを願っています。