宮島のサステナブル事業
2025-11-15 09:16:22

宮島でスタートする新たなサステナブルプロジェクト「Precious Plastic Miyajima」

宮島における新たな挑戦、Precious Plastic Miyajima



2025年10月18日から20日、広島県廿日市市に位置する宮島で、「Miyajima Blue Initiative」と呼ばれる新しいサステナブルツーリズムプロジェクトが始動します。このプロジェクトは、海洋プラスチック問題を地域資源に再生することを基本理念に掲げ、NPO法人唐津Farm&Food(Precious Plastic 唐津)とSUP宮島が協働で実施します。

プラスチック問題の現状


観光客で賑わう宮島の表側とは対照的に、裏側のビーチでは発泡スチロール由来のマイクロプラスチックが打ち寄せており、その衝撃的な現実に参加者は驚きを隠せませんでした。この現象は、海外漂着ごみがほとんど無い地域で起きているため、地域特有の深刻な課題を浮き彫りにしています。実際、全国各地の沿岸でも同様の問題が見受けられます。

このような問題に対処するため、宮島の名産、牡蠣の養殖現場ではプラスチック資材の再利用やアップサイクルの関心が高まっています。「地域の海で出たプラスチックを、地域の手で再生したい」という声が多くの人々からあがっています。

Precious Plastic 唐津の役割


「Precious Plastic 唐津」は、オランダから派生したオープンソースの循環システムを基にしたプラスチックゴミのアップサイクル拠点です。この団体は唐津市内で回収したプラスチックごみを元に、コースターや雑貨といったアートや実用品に再生しています。また、ワークショップや学校教育、企業研修を通じて、市民や子供、企業が「楽しく循環型社会を体験する場」を創出しています。

最新の活動では、大阪・関西万博でBLUE OCEAN DOMEにて講演やワークショップを開催し、国内におけるアップサイクルの先進事例として注目を集めています。

宮島でのデモンストレーション


今回のプログラムでは、Precious Plastic 唐津が持ち込んだ射出成型機を用いて、「スナメリ金型」や「カラビナ金型」を使ったデモンストレーションが行われました。岡山県のPrecious Plastic Kurashikiも参加し、素材管理やワークショップ手順について情報共有を行いました。

この活動は、SUP宮島の展開する「Miyajima Blue Initiative」と連携し、プラスチックを“釣るように回収・再利用する”という独自のアプローチを取り入れています。この新たな地域循環モデルは、観光業と環境保全の融合を図っています。

未来への展望


「Miyajima Blue Initiative」は、「海の課題を未来の可能性へ」と変えていく新しい挑戦です。NPO法人唐津Farm&Foodは、Precious Plastic Japan Teamの一員として、宮島での技術と教育の両面からの支援を行い、瀬戸内海や九州、さらにはアジアへと広がるサーキュラーエコノミーのネットワークづくりを進めていきます。

団体概要


  • - 団体名: NPO法人 唐津Farm&Food(Precious Plastic 唐津)
  • - 所在地: 佐賀県唐津市東唐津3-7-22
  • - 代表者: 代表理事 濱口のぞみ
  • - 活動内容: 生物多様性保全、環境教育(ESD)、サーキュラーエコノミー推進
  • - 公式サイト: 唐津Farm&Food
  • - Instagram: preciousplastic_karatsu


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人唐津Farm&Food
住所
佐賀県唐津市浦5409番地7
電話番号
090-3263-4557

関連リンク

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