全国700人のクレジットカード利用実態調査：二極化する利用スタイルの裏側

クレジットカード利用の実態調査

株式会社CyberOwlが運営する「マネ会 by Ameba」が実施した全国規模のクレジットカード利用に関する調査から、興味深い結果が浮かび上がりました。
この調査は、全国の男女300人を対象に行われ、クレジットカードの所持枚数や利用状況などが把握されました。

主な結果

調査の結果、クレジットカードを所有している人の中で、1〜2枚を持つのが主流であり、全体の約7割を占めていました。一方で、4枚以上のカードを所持している人も2割に上ることが分かり、利用スタイルに明確な二極化が見えました。

所持枚数の分布

調査によれば、クレジットカードの所持枚数は次の通りです：

- 1枚：75人（25%）
- 2枚：70人（23%）
- 3枚：40人（13%）
- 4枚以上：60人（20%）
- 0枚：55人（18%）

このデータからは、シンプルな管理を好む人が大多数を占める一方で、4枚以上のカードを持つ人々は、特典や還元率の最大化を目指していることが分かります。また、0枚と回答した人々には現金やデビットカードを利用する流派も含まれており、キャッシュレス社会の多様性がうかがえます。

利用スタイルの傾向

次に、メインカードの利用割合に関する調査結果をご紹介します：

- 100%（1枚のみ使用）：70人（29%）
- 70〜90%：93人（38%）
- 50〜70%：57人（23%）
- 50%未満：25人（10%）

最も多かったのは「70〜90%」で、これは主にメインカードを使用しつつ、他のカードを補完的に使う傾向を示しています。「100%」の人も多く、完全に一本化することで管理の簡易さを求める層が目立つ一方、23%の人々が「50〜70%」と応答していることから、複数のカードを賢く使い分けている様子も見て取れます。

この結果から、クレジットカード利用においては、シンプルに一つのカードで管理することを選ぶ人と、特典を最大化するために複数のカードを活用する人がはっきりと分かれることが明らかになりました。

まとめ

調査を通じて、クレジットカードの平均所持枚数が1〜2枚であることが再確認されました。特に、メインカードには70%以上を集約させる利用者が多く、シンプルな管理がここでも重要視されていることが分かります。また、4枚以上のカードを持つ人々は、ポイント還元や特典の多様性を求める傾向が強いことも確認されました。これらは、個々のライフスタイルに合わせたカード利用が行われていることを反映しています。

調査の背景

この調査は、インターネットを通じて行われ、調査ツール「Freeasy」を使用しています。調査対象は全国の300人で、調査期間は2025年9月9日でした。調査を実施した株式会社CyberOwlは、クレジットカードや金融商品の利用動向に関する情報提供を行っている企業です。消費者がどのようにクレジットカードを利用しているのか、その実態を探ることができました。