三木市が進めるふるさと納税型クラウドファンディング
兵庫県三木市は地域振興を目的として、ふるさと納税に新たな資金調達手段である「ふるさと納税型クラウドファンディング」を導入しました。この取り組みを通じて、多様な地域資源を活用した魅力的な返礼品の開発を促進することを目指しています。
プロジェクトの目的と背景
ふるさと納税は、自治体が返礼品を通じて寄付を受ける仕組みですが、三木市はこれをさらに進化させ、クラウドファンディングという形で資金調達を行うことに決定しました。これは、地域資源である「酒米 山田錦」の魅力を再発掘し、その価値を地域全体に波及させることが狙いです。
今年度のプロジェクト内容
今年度は、以下の3つのプロジェクトがスタートします。それぞれが、山田錦の特性を生かした新たな価値創造に取り組みます。
1.
最高峰の山田錦産地を未来につなぐプロジェクト
事業者: なごみふぃーるど
内容: 極上の山田錦を使用して、最高級の日本酒を製造することを目指しているプロジェクトです。このお酒は、地域の農家が特別に栽培した米から作られるもので、その品質と風味を多くの人に体感してもらいたいと考えています。
2.
規格外の酒米山田錦を使ったおもちゃの開発プロジェクト
事業者: ㈱小西商店
内容: 子供たちに地域の資源の魅力を伝えるため、規格外の山田錦を素材にしたおもちゃを開発するプロジェクトです。おもちゃを通じて、地域資源への理解を深めてもらうとともに、安心して遊べるアイテムを提供します。
3.
山田錦の米ぬかを使ったフェイス&ボディクリーム開発プロジェクト
事業者: ㈱muni
内容: 地域資源を再利用する試みとして、山田錦の製造過程で生成される米ぬかを用いたスキンケア製品の開発に挑みます。地域振興に貢献するだけでなく、肌に優しい製品として、多くの利用者の健康をサポートします。
募集期間と参加方法
このプロジェクトは、令和6年11月29日(金)から令和7年2月26日(水)までの期間で募集を行います。参加者は、各プロジェクトに支援を寄付することで、地域資源の魅力を感じながら、返礼品を受け取ることができます。
三木市は、これらのプロジェクトを通じて、ふるさと納税の新たなスタイルを確立し、地域振興に貢献していくことを目指しています。