月面探査ロボットSORA-Qへの貢献が認められJAXAから感謝状を受領

株式会社セックが開発に携わった変形型月面ロボット、LEV-2（愛称SORA-Q）が国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）より感謝状を受け取りました。このロボットの開発は、JAXAが推進している宇宙探査イノベーションハブにおける産学官の共同研究の成果として位置づけられています。

SORA-Qは、株式会社タカラトミーなどと共に開発されたもので、当社は玩具技術を応用し、これまで培った宇宙機ソフトウェアやロボットソフトウェアの技術を融合させることで、世界最小の月面探査ロボットの開発に寄与しました。この成果は、宇宙探査技術における革新をもたらすものであり、将来的な人類の月面活用に向けた重要なステップとされています。

贈呈式では、多くの関係者が集まり、その成果を祝いました。関係者たちは、共同研究の重要性や、宇宙産業における新たな技術革新の可能性について語りました。セックの代表取締役社長である櫻井伸太郎氏は、今回の受賞が将来の月面開発に向けた新たな一歩であると強調し、持続可能な宇宙利用を目指す姿勢を示しました。

当社は、リアルタイム技術専門のソフトウェア会社として、さまざまな分野で社会の安全と発展に寄与することを目指しています。交通、防衛、医療、環境エネルギーといった社会基盤分野から、科学衛星やロボット、自動運転車両、MRなどの宇宙先端分野に至るまで、多岐にわたる技術を提供しています。1970年の設立以来、社会を支えるための技術開発に尽力してきた当社は、このような宇宙分野での成果を活かし、さらに月面開発に貢献し続ける所存です。

このプロジェクトを通じて、新たな発想や技術が生まれることを期待しています。オープンイノベーションにより、宇宙分野以外の企業にも刺激を与え、新しい宇宙産業への参画を後押しする役割を果たすことができればと思います。これからも株式会社セックは、宇宙の未知なる挑戦に挑み続けるとともに、社会の発展に寄与し続けます。