ブレゲ「タイプ XX 2075」
2025-06-05 11:53:54

ブレゲ新作「タイプ XX 2075」が語る航空と時計の歴史

ブレゲ新作「タイプ XX 2075」が語る航空と時計の歴史



ブレゲが誇る新作「タイプ XX 2075」が登場しました。これらのモデルは、時計製造のパイオニアであるアブラアン-ルイ・ブレゲや、彼の子孫であり航空業界の先駆者ルイ-シャルル・ブレゲ、さらには1930年にパリとニューヨークを結ぶ飛行を成功させたデュドネ・コスタとモーリス・ベロンに敬意を表したクロノグラフです。特に、これらは「フライバック」機能を装備しており、時計の技術革新を象徴しています。

新しいモデルは、メゾンの独自の金属「ブレゲゴールド」を使用し、ブラックアルミニウムまたはシルバーの文字盤と組み合わせることで1965年の名作にインスパイアされたデザインが施されています。CEOのグレゴリー・キスリングは、「タイプ XX」シリーズの特徴を小径ケースと手巻きムーブメントで甦らせたことを強調しています。

ブレゲ一家の歴史


ブレゲは、その名自体が卓越した時計作りを象徴していると同時に、航空史においても重要な役割を果たしています。創始者アブラアン-ルイ・ブレゲは時計製造技術の革新者であり、5代目のルイ・シャルル・ブレゲは航空機製造の先駆者となりました。彼は、高等電気学校を卒業後、航空機製造会社を設立し、数々の革新的な飛行機を開発しました。

初飛行の伝説


1930年に実現したパリ−ニューヨーク間の初飛行は、航空の歴史を大きく変える瞬間でした。特別に設計されたブレゲXIXスーパービドンの機体には、大きなクエスチョンマークが描かれ、当時の技術力と冒険心を象徴しています。この飛行士たちの挑戦は、その後の航空旅行の発展に大きな影響を与えました。

航空用クロノグラフの変遷


1950年代にフランス空軍が求めたパイロット用腕時計は、ブレゲにとって新たな市場を開くきっかけとなりました。「タイプ 20」という名前の下で作られたこの時計は、後に民間用モデルの「タイプ XX」として広く知られるようになります。2023年には、これらの伝統を受け継ぐ第4世代の「タイプ XX」として新モデルが登場し、気品と機能性がまとわれた2種類の「タイプ XX 2075」がラインナップに加わりました。

高性能ムーブメントの搭載


新しい「タイプ XX 2075」は、2023年に導入された5Hzの高性能ムーブメントであるキャリバー728を搭載しています。このムーブメントは、スモールセコンドと積算計を持ち、特に注目されるのは「フライバック」機能の搭載です。これにより、時計の操作が大幅に簡素化され、パイロットやダイバーにとって非常に便利な機能となっております。

文字盤の新たな挑戦


ブレゲは記念すべきモデルの文字盤に、ジュラルミンという新素材を採用しました。これにより、過去のデザインと現代の技術を融合させた独創的なアプローチが実現。シルバー925文字盤のモデルには、タキメータースケールも備えられており、実用性と美しさの両方を兼ね備えています。すべての文字やインデックスは、ブレゲゴールドで作られたこだわりの逸品です。

改良されたケース


38.3mmのケースは、その厚さ13.2mmは歴史的モデルと同じサイズで、全体が18Kブレゲゴールドで作られています。金属に新しい技術を施し、デザインはクラシックでありながらもモダンな印象を与えます。新作には、インターチェンジャブル機能のあるレザーストラップが付属しており、使いやすさもデザインされている点が素晴らしいです。

新しい「タイプ XX 2075」は、伝統と革新が見事に組み合わさった作品です。時計としての精度と美しさだけでなく、その背後にある歴史や人々の物語も感じられる、まさに時代を超えた名作と言えます。


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会社情報

会社名
スウォッチグループジャパン株式会社 ブレゲ事業本部
住所
東京都中央区銀座7-9-18ニコラス・G・ハイエックセンター 12階
電話番号
03-6254-7171

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