山口えり花の個展『狂喜的ラブリー』が開催
キヤノンマーケティングジャパン株式会社が主催する作品展『狂喜的ラブリー』が、2025年11月14日から12月16日まで東京都港区のキヤノンギャラリー Sで開催される。この企画は、2024年に行われたGRAPHGATEオーディションでグランプリを受賞した映像監督、山口えり花氏の作品を中心に構成されている。
開催概要
本展の開催期間は2025年11月14日(金)から12月16日(火)までで、開館時間は10時から17時30分。休館日は日曜日と祝日で、入場料は無料となっている。会場へのアクセスは、JR品川駅港南口から徒歩約8分、京浜急行品川駅からは約10分の距離だ。
展示内容
山口えり花氏は、自身の内面にあふれる疑問や複雑な感情を、ポップでありながらダークな技法で美しく表現。その作品群は鑑賞者に対する問いかけが込められている。グランプリ受賞の副賞として開催される本展では、特に「Couldn’t be happier」、「Ladidadidance」、「死んだ私に花束を」という3つのテーマの新作が発表される。
初めに「Couldn’t be happier」では、人生の中での失敗や後悔を通じて、幸せの定義を見直す様子をギリシャ神話のキャラクターを通じて描く。次に「Ladidadidance」では、冷酷な現実の中で頭と心、身体がぶつかり合いながら人生を踊る様子を表現したダンス映像が展示される。「死んだ私に花束を」では、喪失から見出した死に対する新たな視点を探求する作品が発表される。
また、山口氏の過去の監督作品も合わせて6点展示される予定で、これらの写真作品はすべてキヤノンの「imagePROGRAF PROシリーズ」でプリントされている。
注意事項
この展示には一部刺激の強い表現が含まれているため、訪問予定の方は子供の参加について注意が必要である。この点を事前に理解した上で、ぜひ多様な表現に触れる機会として訪れてもらいたい。
作家メッセージ
山口氏は、観覧する人々に向け「現実世界の皆さん、楽しいですか?」と問いかける。歳を重ねることや義務を果たすことに対する不安を感じつつ、それでも「楽しいですよ、人生は」と振り返る。その複雑な感情を映像や写真で表現する展示会だからこそ、観覧者にとっても何か心に響く作品に出会うかもしれない。
作家プロフィール
山口えり花はオーストラリア出身の映像監督で、CMやMVを多く手掛け、さまざまな受賞歴を持つ。彼女の作品は可愛らしい色彩やシュールなユーモアが特徴で、近年では振付師としても活躍している。
写真や映像作品を通じて、山口えり花氏の独自の世界観を楽しむことができるこの機会をお見逃しなく。キヤノンギャラリー Sでの展示を、ぜひ足を運んで体験してほしい。興味がある方は、公式ウェブサイトまたは電話でのお問い合わせも可能だ。