テラドローンとHeliboss Chileの提携について
テラドローン株式会社(本社:東京都渋谷区)は、南米における業務用ドローンの販売代理店、Heliboss Chileとの間で自社開発の屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」の販売契約を新たに締結しました。この提携により、テラドローンはラテンアメリカ市場に初めて自社製品を導入し、その販売拡大を目指します。
産業用ドローンの重要性
ドローンは、現在様々な分野で活用されており、特に屋内点検においては、従来の人手による危険な作業を軽減することができます。また、点検にかかる時間を大幅に短縮し、コストの効率化を図る助けともなります。テラドローンは「Terra Xross 1」によって、屋内での安定した飛行性能を実現し、従来の市場価格の約3分の1で提供することを可能にしました。
Heliboss Chileについて
Heliboss Chileは、2014年に設立されたチリ最大の産業用ドローン販売代理店で、これまでに2,000件以上のソリューションを顧客に提供してきました。特にセキュリティや鉱業分野での実績を持ち、世界規模で事業を展開する企業との強い信頼関係を築いています。具体的には、50か国以上で事業を行うスウェーデンのセキュリティ企業Securitasや、スペインの大手警備会社Prosegurといった企業がその例です。
ラテンアメリカ市場への進出
テラドローンはHeliboss Chileとの協業を通じて「Terra Xross 1」の普及を進めます。特に、今までドローンの導入が進んでこなかった理由は、飛行性能の不安定さや高価格にありましたが、この新しいローンチによって状況は大きく変わるでしょう。具体的には、オーストラリアに拠点を置く資源会社BHPや、チリの国営鉱山企業で最大の企業であるCODELCOと連携してデモを行い、鉱業分野のドローン技術の普及に力を入れます。
顧客サポートの強化
両社は、連携を深めることで、より効果的な顧客サポートの提供に努めます。Heliboss ChileのCEO、セバスチャン・リロ氏は、「Terra Xross 1」の導入を通じて、安全かつ効率的な点検ソリューションをより多くの顧客に提供できることを期待しています。このドローンにより、屋内点検市場がより競争力を持ち、全体的なドローン技術が普及されると確信しています。
今後の展望
テラドローンは、今後の業績に対する影響は軽微であると考えていますが、何か新たな事象が生じた場合には迅速に公表する方針です。これからの展開が期待されるテラドローンとHeliboss Chileの提携の進展を見守りたいと思います。
詳細については、テラドローンの公式ウェブサイト(
www.terra-drone.net)やHeliboss Chileのサイト(
heliboss.cl)をご覧ください。