公共FMフェス2025が墨田で開催
2025年7月29日と30日の2日間、東京都墨田区で「公共FMフェス2025」が開催されました。このイベントは、日本管財株式会社が主催し、全国から公共施設マネジメントに携わる担当者が集まり、公共施設の未来について議論する場となりました。
開催の背景
日本全国で多くの自治体が直面している問題は、経済成長期に建設された施設の老朽化や人口減少に伴う需要の変化です。また、市町村合併後の施設の最適化も大きな課題として顕在化しています。「公共FMフェス」は、これらの課題に対処するための情報交換の場として設計されており、実践的な知見を共有する機会となります。
日本管財は、2018年以来、国土交通省のPPP協定パートナーに選ばれており、公共施設のマネジメントに関するセミナーを全国で開催するなど、積極的な活動を行っています。
フェスの内容
今年のフェスには、全国148の団体から221名が参加しました。基調講演やパネルディスカッションでは「公共施設包括管理」「公共施設マネジメント」「公民連携とまちづくり」の3つのテーマに沿って、各自治体の取り組みや経験が共有されました。登壇者たちはそれぞれのプロジェクトについて語り、リアルな声を通じて参加者と意見を交わしました。
初日にはつくばみらい市、廿日市市、四日市市などからの講演があり、公共施設管理に関する具体的な取り組みが紹介されました。また、参加者間での双方向コミュニケーションも促進され、Webサービス「Slido」を用いてリアルタイムで質問や意見を交わすことができました。
30日のアフターセッション
2日目は、福岡のFMラジオ局「LOVE FM」とのコラボ企画が行われ、墨田区のまちづくりに関するワークショップが開催されました。参加者は各自の興味に基づいて自由にテーマを提案し、意見交換を行いました。イベントの成果は、その後ラジオ番組で放送される予定です。
日本管財の役割
公共施設は地域社会の生活基盤であり、住民にとって不可欠な存在です。日本管財は、効率的な管理とともに、住民の暮らしを豊かにし、地域への愛着を育むマネジメントを目指しています。
会社概要
日本管財は、1965年に設立されたグループで、オフィスビルや商業施設、公共施設など幅広い用途の管理運営を行っています。2023年には持株会社としての機能を強化し、グループ経営を推進しています。また、公共FMフェス2025を通じて、公共施設マネジメントの重要性を改めて認識し、今後も地域に根ざした活動を続けていく所存です。
日本管財の公式ウェブサイトでは、今後のイベント情報や取り組みについても確認できるため、ぜひ訪問してみてください。