東京都が支援する男性育業推進リーダー事業奨励金の最終受付開始

男性育業推進リーダー事業奨励金の概要

東京都は、企業内で男性の育児参加を推進するために「男性育業推進リーダー事業」を実施しています。この事業では、育児に取り組む男性をリーダーとして設置し、組織内部での育児支援の普及を目指しています。特に、育児休業制度をより魅力的にするための取り組みが重要視されており、育児休業を「育業」と呼ぶ新しい具体的イメージが浸透しています。この名称は、東京都が行った愛称募集の結果決定しました。

奨励金の内容と条件

現在、都内の中堅・中小企業を対象に、男性育業推進リーダーとして認定された企業には奨励金として100万円が交付されます。対象企業は以下の条件を満たす必要があります：
1. 東京都内に本店を持ち、事業を営んでいること
2. 常時雇用する労働者が5名以上いて、うち最低2名が男性で、その6か月以上の雇用実績があること
3. 都内に事業を営む関連企業があること
4. 近年、育児休業を取得した男性労働者が1名以上いること
5. 最近の男性育業取得率が79%以下であること

この奨励金に応募することで、企業は育児支援のための体制を整える一助となります。

事前エントリーと認定方法

今年度の最終事前エントリー受付は9月8日から9月19日まで行われます。募集する社数は最大15社で、先着順ではなく、応募が多数の場合は抽選になります。認定審査の締切は翌年2月27日です。認定のみを希望する大企業も参加できる制度も設けられており、企業は育児支援の取り組みを実施したうえで申請することが可能です。

組織改革とサポートの重要性

東京都はこの事業を通じて、企業文化の変革を促し、育児を支援する職場環境の整備を目指しています。育業推進リーダーを設置することにより、企業の従業員のエンゲージメントを向上させることが期待されています。職場の未来を見据えたサポートが必要となる中、小規模な企業でもしっかりした体制を整えることが求められています。詳しい情報や応募方法については、公式サイトや担当窓口で確認できますので、ぜひ検討してみてください。

お問い合わせ先

事業の詳細や申し込みについては、こちらの公式サイトから確認できます。また、質問や相談は東京都労働相談情報センター青山事務所にお問い合わせください。電話：03-6427-7518（平日9:00〜17:00、土日祝日・年末年始を除く）。

東京都は企業が果たす役割を重視し、皆が育児をしやすい環境づくりをサポートしています。この機会を利用し、ぜひ積極的にエントリーを検討してみてはいかがでしょうか？