歴史的建築物を活用した地域課題解決の新たな試み
近年、地域活性化に向けた様々な取り組みが注目されていますが、特に歴史的建築物を活用した地域の課題解決が求められています。この度、企業自身が地域貢献を果たすための一つの方法として、企業版ふるさと納税を活用したマッチング会が開催されることになりました。
企業版ふるさと納税とは?
企業版ふるさと納税の制度は、地方公共団体が行う地方創生の取り組みに企業が寄附を行うことで、法人税が軽減されるという仕組みです。この制度のメリットは税額負担の軽減だけでなく、企業の社会貢献活動やSDGs、ESGの取り組みとして広くPRできる点にあります。また、地方公共団体との新しいパートナーシップを築くことも期待されています。
実施されるテーマ
今回のマッチング会では、歴史的建築物を活用することに焦点をあてた複数のテーマについて企業と地方公共団体が集まります。具体的には以下の3つのテーマが挙げられています。
- - 日本文化の象徴である旅館や料亭の再生を通じた地域活性化
- - 歴史的資源である古民家をテレワーク施設として再利用
- - 地方公共団体が保有する文化財を再生し、新たな用途に活用
これらのテーマに興味を持つ企業と地方公共団体が協力し、地域特有の課題に取り組むことが期待されています。
企業側のメリット
企業がこのマッチング会に参加することで、以下のようなメリットがあります。
- - 社会貢献の一環としての価値向上
- - 企業イメージのPR効果を高める
- - SDGsに関する取り組みの強化
- - 地方公共団体との新たな関係構築
- - 地域資源を活用した新規事業の展開
- - CSRやCSV活動の推進
これらの活動を通じて、企業と地域の双方に Win-Win の関係を作り上げることができるのです。
マッチング会の詳細
マッチング会は、2021年7月7日(水)13時半から17時まで、Zoomを通じて実施されます。この会の定員は、プレゼンテーションを希望する企業・地方公共団体それぞれ20社となっています。当日は内閣府の担当者が企業版ふるさと納税についての制度説明を行い、地方公共団体からのプレゼンテーションもあります。その後、テーマに沿った個別面談も準備されています。
申し込み方法
参加をご希望される方は、下記のGoogleフォームにてお申し込みいただく必要があります。
主催・協力
このマッチング会は、一般社団法人全国古民家再生協会が主催し、一般社団法人全国空き家アドバイザー協議会及び一般社団法人地域観光開発推進機構が協力しています。歴史的建築物の再生を通じて、地域の未来を共に考える機会に参加してみませんか?