レモンと健康の研究
2024-07-25 16:48:44

広島県大崎上島町でのレモン摂取による健康効果の調査結果について

広島県大崎上島町でのレモン摂取による健康効果を探る



広島県大崎上島町において、2018年から2023年にかけて行われたレモン摂取に関する長期介入研究の結果がこのほど報告されました。本研究は、広島県公立大学法人県立広島大学とポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社が共同で実施し、日常的にレモンを摂取することが成人の生活習慣病関連の健康指標に及ぼす影響を探りました。

研究の背景


2013年、広島県とポッカサッポロはパートナーシップ協定を締結し、その後レモンに関するさまざまな研究が進められました。その一環として、レモン栽培の振興が行われ、2018年からは大崎上島町の住民を対象にした本研究がスタートしました。レモンの果汁には、血圧の低下や疲労感の軽減、骨密度改善といった健康効果が報告されており、これらの効果を実際に検証する重要な機会となりました。

研究方法


この研究は、2018年5月から2023年5月の5年間にわたり、大崎上島町の成人男女541名を対象に行われました。参加者はレモンを摂取する「レモン介入群」と摂取しない「レモン非介入群」に分けられ、年に一度、身体検査や血液検査、尿検査を実施しました。レモン介入群は毎日約30mlのレモン果汁を摂取しました。

研究結果


血圧への影響


研究結果によると、レモン介入群は収縮期および拡張期血圧が低下し、対照群に比べて健康的な血圧を維持する傾向が見られました。これは、レモン果汁に含まれるクエン酸が血管を弛緩させる働きによるものと考えられます。

その他の健康指標


また、中性脂肪や肝機能の指標においても、レモン介入群は予防効果が示唆されるオッズ比の低下が確認されました。これにより、生活習慣病の予防に向けた可能性が示されました。

レモン摂取状況


参加者のレモン摂取状況を調査したところ、レモン介入群はほぼ毎日1個分のレモンを摂取しており、非介入群も約3日に1個のレモンを食べていました。さらに、食事内容に関するアンケート調査では、参加者がカルシウムとビタミンCの摂取量が多い傾向である一方、食物繊維が少なく食塩が多いことも分かりました。

健康意識の向上


研究が進む中で、参加者の41%が塩分摂取を意識し、63%が実際に塩分を控える行動を取るようになりました。これにより、日常生活における健康意識が高まる結果となりました。

結論


本研究は、大崎上島町の協力を得て行われた長期研究として、日常的なレモン摂取による健康促進の可能性を示しました。特に血圧の管理に関してレモンが有効である可能性が確認されたことは、今後の健康づくりに向けた重要な知見となるでしょう。参加者の生活を豊かにするためにも、レモンの摂取がますます注目されることが期待されます。


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会社情報

会社名
サッポロホールディングス株式会社
住所
東京都渋谷区恵比寿四丁目20番1号
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