LiberawareとMorphing Iが業務提携
千葉県に本社を置く株式会社Liberawareが、韓国・ソウルに本拠を構えるAI・ロボティクス専門企業Morphing I Inc.と業務提携に関する覚書(MOU)を締結しました。この提携は、上下水道におけるインフラ管理の自動化と効率化を目指すもので、双方の専門知識と技術力を融合させることを目的としています。
背景と目的
Liberawareは、狭小空間の点検に特化した最小級ドローン「IBIS2」を開発・販売しており、インフラ維持管理や安全性向上に貢献してきました。一方、Morphing Iは、上下水道管の点検に特化したAIベースのロボティクスソリューションを提供しており、パイプ内部の欠陥検出や3Dデータ化、自動レポーティングに高い技術力を持っています。今回の業務提携により、両社の強みを組み合わせ、より効果的な上下水道点検ソリューションを開発することを目指しています。
協業内容
本業務提携では、次のような共同取り組みが行われる予定です:
- - 共同マーケティング活動:韓国及び日本市場における相互の影響力を活かし、共同のマーケティング戦略を進める。
- - 製品関連情報の共有:両社の製品情報や技術データを相互に提供し、更なる技術向上を図る。
- - プロモーション活動:協調的にキャンペーンを展開し、顧客への認知度を高める。
- - 共同研究開発:上下水道点検に関する新技術やサービスの開発に力を注ぐ。
今後の展望
両社は、今後も日本と韓国の上下水道を中心に、社会インフラの点検効率を向上させる取り組みを進めていきます。Liberawareのドローン技術とMorphing IのAI解析技術を融合させることで、お客様のニーズに応じた次世代のスマート点検モデルを提案する計画です。この取り組みにより、自治体や公共企業体、さらには民間施設においても幅広く利用されることを目指します。
Morphing Iについて
Morphing I Inc.は、上下水道インフラの自動化に特化した企業であり、AIビジョンや3D認識技術を駆使してデータ分析を行い、パイプ内部の欠陥検出やメンテナンスの最適化をサポートしています。設立は2021年で、すでに国内外での顧客基盤を拡大しつつあります。
株式会社Liberawareについて
Liberawareは、「誰もが安全な社会を作る」というビジョンのもと、狭く暗く危険な屋内空間の点検を行うドローンの開発に取り組んでいます。自社開発したドローンを使用して映像データを取得・分析し、安全で平和な社会の実現に向けた技術革新を進めています。
両社の提携は、上下水道業界に新たな革新をもたらし、今後の展開が非常に注目されます。