Turing、15億円調達
2024-07-01 19:11:44

生成AIで完全自動運転に挑む!Turingが15億円調達、社会実装へ加速

生成AIで完全自動運転を実現するTuring、15億円調達で社会実装へ加速



生成AIを活用した完全自動運転車両の開発に取り組むTuring株式会社(東京都品川区)は、X&KSKをはじめとした複数の投資家から15億円の資金調達を実施したことを発表しました。これにより、プレシリーズAラウンドの総額は45.38億円となり、創業以来の累計資金調達額は約60億円に達しました。

Turingは、カメラから取得したデータのみでステアリング、アクセル、ブレーキなど、運転に必要なすべての判断をAIが行うE2E(End-to-End)の自動運転開発に取り組んでいます。同社が開発した世界を理解するマルチモーダル生成AI「Heron」は、走行データに存在しない状況でも倫理的に対応可能なシステムを構築し、ルールベースでは到達困難なレベル5の完全自動運転実現を目指しています。

今回の資金調達は、Heron専用の計算基盤として2024年秋の稼働開始を予定している大規模GPUクラスタ「Gaggle Cluster」の構築や、2025年に人間の介入なしで都内を30分間走行できる自動運転システムを開発するプロジェクト「Tokyo30」の実行に充当されます。さらに、これらの取り組みを加速させるMLエンジニアを中心とした人材採用にも投資していく予定です。

投資家からの熱い期待



今回の資金調達には、Bonds Investment Group、キヤノンマーケティングジャパン、ちばぎんキャピタル、電通ベンチャーズ、ENEOSイノベーションパートナーズ、グローバル・ブレイン、株式会社エイチ・アイ・エス、日揮株式会社、KDDI株式会社、京セラ株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、松竹ベンチャーズ、ソニーフィナンシャルベンチャーズ、Spiral Capital株式会社、X&KSKなど、多岐にわたる業界からの投資家が出資しました。

各投資家は、Turingの技術力、経営陣の熱意、そして社会へのインパクトに大きな期待を寄せています。特に、生成AIを活用した自動運転開発という革新的な取り組みが、モビリティ産業のみならず、社会全体に大きな変革をもたらすと確信している様子がうかがえます。

Open Office開催



Turingは、7月12日(金)および8月5日(月)に、本社オフィスにてOpen Officeイベントを開催します。選考要素のないカジュアルな場として、同社のHR・エンジニアが参加し、開発方針や戦略、開発中の取り組みについて紹介します。チーム・プロジェクト紹介や懇親会も予定されているので、Turingに興味がある方はぜひ参加してみてください。

Turingの挑戦



Turingは、日本発の完全自動運転実現により、世界を変えることを目指しています。今回の資金調達を機に、同社の取り組みはさらに加速していくことが予想されます。生成AIを活用した完全自動運転の開発は、まだ多くの課題が残されていますが、Turingは世界をリードする技術力を持ち、社会に貢献する革新的な技術開発に挑戦し続けています。今後のTuringの動向に注目していきましょう。


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