運動ガイドラインの賛同
2025-04-01 16:24:16

日本運動疫学会が発表した新ガイドラインへの賛同の意義と背景

日本運動疫学会が新しい運動ガイドラインに賛同



日本運動疫学会(理事長:岡浩一朗教授)は、厚生労働省が策定した「アクティブガイド―健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」に賛同する声明を発表しました。本ガイドは、国民の身体活動や運動を促進し、健康を保持・増進することを目的としています。

アクティブガイド2023とは


アクティブガイド2023は、「健康づくりのための身体活動指針」を改訂したもので、一般国民に向けて身体活動や運動に関する推奨事項をわかりやすく伝えることを目指しています。このガイドは、成人、高齢者、子ども向けにそれぞれ作成されており、各ターゲットに応じた情報提供が行われています。

この改訂が行われた背景には、日本人の身体活動や運動の実践状況が長年向上していないという事実があります。厚生労働省が実施する国民健康・栄養調査でも、身体活動の実施状況は向上の兆しを見せていません。そこで、運動の重要性を訴える新しいガイドラインが必要とされていたのです。

日本運動疫学会の役割


日本運動疫学会は、運動と健康に関連する疫学研究を進めており、その成果を社会に還元することを目的としています。この活動に寄与するために、アクティブガイド2023の普及を推奨し、様々な立場の関係者がガイドを活用して国民の身体活動や運動を支援することを促しています。

日本運動疫学会は、さまざまな活動を通じてアクティブガイド2023の普及に努めています。研修講習会や検討会への参加、メディアからの取材への対応を通じて、自己の活動と成果を繋げることを目指しています。さらに、身体活動・運動と健康に関する科学的情報を発信し、人々の健康づくりに寄与することが求められています。

「+10」や「SW10」のメッセージ


アクティブガイド2023では、「+10(プラス・テン)」のメッセージが前面に打ち出されています。これは、現在の運動の時間を1日10分増やすことを励ますものであり、また、「SW10(スイッチ・テン)」では、座りっぱなしの時間を減らすことを提案しています。これらのメッセージは、モチベーションを高めるための工夫がされています。

さらに、アクティブガイド2023では、身体活動や運動の推奨事項を明示するだけでなく、安全面に関するポイントも詳しく解説しています。国民が実生活の中で身体活動の機会を見出せるような、さまざまな生活シーンや時間帯に応じた情報も盛り込まれています。

体育活動の重要性


身体活動や運動は、国民の健康づくりにおいて不可欠な要素です。しかし、実際の行動に結びつかない現状もあります。行動変容を促すためには、国民が身体活動への理解を深め、実践するための情報提供が重要です。この点において、アクティブガイド2023は非常に有益なツールといえるでしょう。

まとめ


日本運動疫学会は、アクティブガイド2023の普及と活用の重要性を強調し、これに賛同する声明を発表しました。このガイドによって、国民が身体活動の重要性を再認識し、健康の保持・増進に繋げることが期待されます。アクティブガイド2023を通じて、より多くの人々が健康的な生活を実現できることを願っています。

日本運動疫学会の活動は今後も続きます。より良い身体活動の推奨を広めるため、引き続き運動疫学研究の発展に努めていくことが重要です。


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会社情報

会社名
日本運動疫学会
住所
埼玉県所沢市三ケ島2-579-15早稲田大学スポーツ科学学術院内
電話番号

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