先進的な流通ソリューションが集結「リテールテックJAPAN2025」
2025年3月4日から7日までの期間に開催される「リテールテックJAPAN2025」が、東京ビッグサイトで行われます。この展示会は、流通業界に特化した技術やソリューションが集まり、業界の最前線を体験できる場として毎回注目を集めています。
TOPPANデジタルの出展内容
TOPPANデジタル株式会社は、同社のブースを通じて、流通・小売業界向けの革新的なソリューションを発表します。ブースは東2ホールのRT2504で、四つのテーマゾーンに分かれています。これらのソリューションは、業界の省力化に貢献し、販促活動を一層効率化することを目的としています。
1. 運用基盤ゾーン
このゾーンでは、商品情報管理と販促支援を効率的に行う「PROMO CORE®」が紹介されます。このシステムは、流通業界に必要な商品情報、販促情報、実績情報を一元管理することを可能にします。デジタル化されたデータの利点として、情報を集め、保管し、活用するプロセスがスムーズになり、販促計画の立案やその後の実行、検証が容易です。また、POSデータとの連携により、更に精度の高い販売データ分析を実現します。
2. インストアプロモーションゾーン
このゾーンでは、店頭でのデジタル価格表示を実現する「TOPPAN電子棚札ソリューション」が注目されています。これにより、店舗業務が効率化されるだけでなく、消費者が求める情報を簡単に更新できるようになります。特に、フルカラーの電子棚札が採用され、店舗の見栄えや消費者の反応も向上することが期待されています。
3. アウトストアプロモーションゾーン
新しい電子チラシソリューションとして提案されるのが「未来のチラシ®」です。このシステムは各消費者に最適な情報を届けるパーソナライズされたアプローチを特徴としており、個々の消費者ニーズに基づく商品提案を可能にします。また、関連する「Shufoo!®」では、来店状況の計測と分析を通じて、さらなるデジタル販促の効果を最大化します。
4. ロジスティクスゾーン
ロジスティクス分野においては、グループ会社との連携による「LOGINECT®」関連サービスが中心です。このサービスは、物流の最適化を目指し、コストの見える化からピッキング作業の効率化まで、多岐にわたります。特に、ペーパーレス化を進める「見えるRFID Smart Tag」などの新技術が紹介され、業界の利便性を高めていくことが目指されています。
デジタル革新の基盤を築く「Erhoeht-X®」
TOPPANデジタルの取り組みは、単なる技術提供に留まるものではありません。「Erhoeht-X®」というコンセプトのもと、グループ全体のデジタル変革を推進しています。これは、印刷技術の歴史を背景に、高度なデータの活用を基盤とした新しいDX事業を展開し、持続可能な社会の発展にも寄与することを目的としています。
このように、TOPPANデジタルは「リテールテックJAPAN2025」を通じて、流通・小売業界におけるデジタル革新の未来像を提示し、業務の効率化や消費者との接点強化に貢献していくことになります。この展示会は、新しい技術やアイデアが流通業界にもたらす変化を体感できる貴重な機会となるでしょう。