株式会社Nefront、清水建設と連携し省力化を実現した空間情報管理システムについて

株式会社Nefront、清水建設とのパートナーシップ

東京都に本社を構える株式会社Nefrontは、スマートサービスを推進するプロジェクト「Be Smart Tokyo」に参加し、清水建設のオープンイノベーション拠点「温故創新の森 NOVARE」にて、自社の空間情報管理システムIndooARを導入しました。この取り組みは、修繕作業の効率化を促進し、関連企業や施設への広がりを目指しています。

都市のメンテナンス事情

現在、都市の建物やインフラのメンテナンスには様々な課題が存在します。特に人手不足が深刻になっており、業務の効率を上げる必要性が高まっています。点検作業には時間と労力がかかり、結果の報告も手間がかかります。これに対処するため、Nefrontは独自に開発したIndooARを駆使し、点検プロセスの可視化を図ります。

IndooARがもたらす変化

IndooARは、QRコードを活用して3次元空間における情報の特定を行い、AR技術を用いて点検結果を分かりやすく表示します。現場では、情報がスマートフォンなどのデバイスに表示されるため、作業者は迅速に状況を把握しやすくなります。また、これにより必要な作業の指示や情報が、関連資料とともに空間に直接リンクされるため、業務の流れもスムーズになります。

点検報告のイメージ

これに加えて、報告された地点を管理画面のマップ上で確認できるため、迅速な対応検討が可能になります。このように、IndooARは職場のデジタルトランスフォーメーションを進め、工事の効率を大幅に向上させることを目的としています。

さらなる展開

今回のプロジェクトでは、清水建設の「温故創新の森 NOVARE」における実装を皮切りに、多様な施設や他企業への展開計画が進んでいます。この取り組みを通じて、都市全体のメンテナンス業務を効率化し、さらなるサービス向上を目指していく方針です。

Nefrontのビジョン

株式会社Nefrontは、AIやARの先端技術を駆使し、求められる情報を必要な瞬間に手の届く範囲に提供する世界を目指しています。同社は、 GPSが届きにくい屋内環境でも位置情報を特定する能力を持ち、情報や物品の管理ができるシステムIndooARを開発しました。また、AIを活用した迅速な図面検索サービスも提供し、建設業の効率化に貢献しています。