聖徳太子の真実に迫る特集「歴史道」Vol.39が発刊
2025年5月7日(水曜日)、『歴史道(れきしどう)』Vol.39が発売されます。本号では、日本の歴史に大きな影響を与えた聖徳太子に関する特集が組まれており、その実像について新たな視点から探求します。聖徳太子は、推古天皇の摂政として日本の内政や外交に関与し、数々の偉業を成し遂げましたが、その詳細は多くの謎に包まれています。
実像の探求
特集では、聖徳太子の人物相関図を解説し、彼の持つ「虚」と「実」を明らかにします。また、彼に帯びられた信仰の変遷についても触れ、歴史を通じてどのように評価され、崇められてきたのかを検証します。
特に、聖徳太子が推古天皇の信任を受け、どのようにして権力を得たのか、その背後には当時の政情不安が影響しています。特集の中では、暗殺された崇峻天皇や、権力を持っていた蘇我馬子に対抗しなければならなかった厳しい時代背景を取り上げます。これにより、聖徳太子がなぜ敬愛される存在となったのか、その理由が見えてきます。
偉業の数々
聖徳太子は、「冠位十二階」や「憲法十七条」の制定、さらには遣隋使の派遣を通じて、日本の制度を大きく変革しました。これらの偉業は、いかにして彼の考えや仏教的な理念に基づいているのかを掘り下げます。また、法隆寺や四天王寺といった重要な寺院の興隆も、彼の影響を受けています。本特集では、これらの歴史的な背景を詳しく探ります。
聖徳太子の最期とその影響
聖徳太子の最期と、その後の一族滅亡に関する悲劇も重要なテーマです。彼の死後、政治的にどのような変化が起きたか、その影響は現代まで続いているといえるでしょう。特集は、聖徳太子のゆかりの地も紹介し、実際に訪れることで得られる学びも提案します。
連載のご紹介
また、特集には司馬遼太郎による連載「街道をゆく」の第11回も収載されており、熊野・古座街道についての深い考察も楽しめる内容となっています。
特集された内容を通して、聖徳太子がどのような人物であり、歴史にどのように刻まれたのかを、新たな視点から読み解くことができます。興味を持たれた方は、ぜひ5月7日の発売をお見逃しなく!
定価は1080円(本体982円+税10%)で、今後の学びや学問の一助となることでしょう。