五島・大村湾調査
2024-08-14 14:59:07

五島・大村湾調査隊2024: 未来を見据えた海の探求と新たな挑戦

五島・東シナ海vs大村湾調査隊2024



2024年8月1日から3日まで、長崎県五島市を中心に行われる「五島・東シナ海vs大村湾調査隊2024」が、多様な海の環境問題とその解決に向けた取り組みを子どもたちに伝えます。このイベントは、次世代へ美しい海を引き継ぐため、海を通じて人と人とのつながりを育む「海と日本プロジェクト」の一環です。

イベント概要


今回のイベントには、小学5年生9人、小学6年生11人の計20名が参加。彼らは、外洋の東シナ海と内湾の大村湾という異なる海を訪れ、それぞれの特徴や課題について学ぶ予定です。五島市、大村市、時津町、川棚町など様々な場所で計画されています。

五島への出発!


子どもたちは、美しい東シナ海に向かうためにジェットフォイルで出発します。海への期待感と同時に少しの緊張を感じつつ、彼らは次世代の海の守り手としての意識を持ち始めます。まず訪れたのは福江港ターミナル、ここでは洋上風力発電「はえんかぜ」の模型を前に、仕組みや設置の意義を松岡教授から学びます。五島沖で採用されているのは、環境への影響が少ない浮体式の洋上風力発電だと言います。実際に全長172m、直径40mの羽を持つ巨大な風車を見た子供たちは、その迫力と不思議さに感嘆します。

漁業と環境保全の最前線


続いて五島漁協での座学では、水産課の糸洲さんから五島の海が抱える課題について講義があります。過去の繁栄を支えていた自然環境が、漁業者の減少や温暖化によって変化していることを知り、子どもたちは真剣に耳を傾けます。漁業の未来を考える中で、藻場の減少や食害魚の影響が浮き彫りになり、実際に藻を守るために自ら行動している漁師の馬場さんの取り組みが紹介されます。

水中ドローンによる海底調査


水中ドローンを使った海中調査では、子どもたちが実際に海の様子を観察します。ガンガゼウニの増加が確認され、海藻の減少が引き起こす問題に気づく機会となります。技術の力で海の現状を知る手段を得た彼らは、責任感を持って海を守る必要性を感じることでしょう。

大村湾の持続可能な環境保全


大村湾の漁協では、閉鎖性海域が持つ特性や、それに伴う漁業の状態を学んでいきます。赤潮やヘドロ問題など、大村湾独自の環境問題に真剣に向き合うことの重要性を理解し、共存のために自らの行動が求められることを実感する子どもたち。シュノーケリング体験によって、実際に海の豊かさや生物に触れ、自分たちの役割を考え直す瞬間が訪れます。

海を守るアイデアと実践


最後に、大村湾浄水管理センターで行われるアサリを用いた水質浄化実験では、実際に海洋生物が水を浄化する様子を学び、その大切さを理解します。また、ガラス素材を使ったアサリの幼生を育成する試みが紹介され、持続可能な方法で海の生態系を守る新たな挑戦について触れます。

未来への取り組み


調査の最終日には、学んだことを整理する時間が設けられ、各班の発表を通じて彼らの成長を感じます。海のことをより身近に感じ、行動に移すきっかけとなったこの経験は、彼らの日常に良い影響を与えるものと期待されます。

このように、五島と大村湾での調査隊2024は、単なる体験学習に留まらず、子どもたちの未来を見据えた海の環境保全に向けた意義深い挑戦が繰り広げられます。次世代の海を守るために、今何ができるのか、彼ら自身が考え、行動するきっかけとなり、それを広めていく力となることでしょう。


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会社情報

会社名
海と日本プロジェクト広報事務局
住所
東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
03-6441-2561

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