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日本が米国のグローバルエントリープログラムの公式パートナー国に昇格！

2024年11月26日（日本時間では27日）、日本は米国税関・国境警備局（CBP）が管轄するグローバルエントリープログラムの公式パートナー国となり、世界で18番目の国に名を連ねました。この新たな提携により、日本と米国の旅行市場の重要性が再認識され、経済、文化、観光分野での関係が一段と強化されることが見込まれています。

グローバルエントリープログラムとは？

グローバルエントリープログラムは、CBPが米国民や米国永住者、そして提携国の国民向けに提供している入国手続きの迅速化システムです。事前審査を経て“低リスク”と認定された旅客は、入国や税関手続きを簡便に行うことができ、待ち時間の大幅な短縮が期待されます。これによって、旅行者は安全で効率的な体験を得ることができます。今後、全ての日本国籍の旅行者がこのプログラムを利用できるようになります。

パイロットプログラムからの進化

この公式パートナー国としての導入に先立ち、日本国籍の旅客向けには2015年からパイロットプログラムが実施され、プロモーションコードの利用や申請人数の上限などが設けられていました。しかし、今回の正式導入により、これらの制限がすべて撤廃され、誰でもCBPのトラステッド・トラベラー・プログラムのウェブサイトからグローバルエントリープログラムに申し込むことが可能になります。

プログラムへの申し込みに際しては、個人アカウントの作成と120米ドルの手数料支払いが必要です。この手数料は返金不可です。在留中には、米国内の指定された空港にてCBP職員との面接を受けるか、到着時登録(EoA)プログラムを利用して申請を完結することができます。会員資格は5年間有効です。

旅行需要の活性化

ブランドUSAは、日米観光交流年（2024年1月～2025年3月）の一環として、CBPと協力し新型コロナウイルスの影響後の旅行需要を高める取り組みも行っています。特に、2023年7月には「モバイル登録面接会」が開催され、800人近い希望者が直接CBP職員との対面式面接を受けた事例もあります。このような活動により、日本とアメリカの間の旅行をさらに促進し、両国の絆を深める貴重な機会が設けられているのです。

プログラム導入に対する期待

ブランドUSAのCEO、フレッド・ディクソン氏は、「日本をグローバルエントリーの公式パートナー国として迎えられることを大変嬉しく思います。これは、旅行者により簡易で快適な体験を保証するものであり、両国間の文化的・経済的なつながりがさらに強化されることを期待しています」と述べています。また、CBPのダイアン・J・サバティーノ氏も、「日本の公式パートナー国加入により、外交・経済関係が強化される」との見解を示し、双方の利益が期待されています。

ブランドUSAの役割

ブランドUSAは、アメリカを魅力的な旅行先としてプロモートし、海外からの訪問者を促進するために設立されました。彼らのマーケティング施策により、過去11年間で870万人以上の訪米観光客が増え、経済効果も大きく、旅行者数の増加に繋がっています。これにより、アメリカ経済の活性化と国際的なイメージ向上が図られています。今後もブランドUSAやCBPの取り組みを通じて、日米間の旅行が一層盛んになることが期待されます。

このように、日本とアメリカの間の旅行経験がよりスムーズになることは、観光業のみならず両国の経済・文化交流にとっても重要なステップです。新たな章を迎えた日米関係の進展に期待が寄せられます。

関連リンク

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