三菱UFJ銀行とREXEV、EV導入に向けた新たな挑戦
三菱UFJ銀行が株式会社REXEVと提携し、持続可能な未来に向けてEV(電気自動車)の導入に取り組むことが発表されました。この取り組みの一環として、REXEVは同銀行に対してスマート充電器及びサービス「Flemobi」を提供します。
スマート充電器の導入
三菱UFJ銀行は、2024年末までに府中支店の営業車全18台をEVに切り替える計画を立てています。これに伴い、REXEVは同銀行の駐車場にスマート充電器を設置し、EVの充電を効率的に行える環境を整えるとともに、充電制御を行う独自のエネルギーマネジメントシステムを導入します。
このスマート充電器は、電力の需給状況やEV車両の利用状況に応じて経済的に充電するため、充電時のコスト削減が期待されます。また、太陽光発電などの再生可能エネルギーの余剰電力を活用することで、環境にも配慮した充電が可能となります。
VPP事業への参加
さらに三菱UFJ銀行は、2025年初よりREXEVのVPP(バーチャルパワープラント)事業に参加します。このVPPとは、太陽光発電や蓄電池、EVなどのエネルギーリソースをIoT技術を用いて管理し、1つの発電所のように機能させる新しい仕組みです。
REXEVは、分散したEVの蓄電池情報をクラウド上に集約・管理することで、効率的なエネルギーの流れを実現します。これにより、電力の需給が逼迫している際には、EVへの充電を制御したり、系統への放電を行うことが可能となり、需給調整に寄与します。
脱炭素経営を支援するFlemobi
「Flemobi」は、法人や自治体のEV導入を支援するサービスです。EVの導入には、複数のコスト試算や設置工事、運用中の電力コスト管理など、さまざまな課題が伴いますが、Flemobiはこれらの問題をトータルでサポートします。これにより、三菱UFJ銀行の脱炭素経営を後押しし、持続可能な社会の構築に貢献します。
結論
このREXEVと三菱UFJ銀行の連携は、EV導入を加速させる重要な一歩であり、今後さらに注目されることでしょう。電気自動車の普及とエネルギーの効率的な利用は、持続可能な未来を構築する鍵となります。REXEVは、この新しい挑戦を通じて、環境への配慮を強化し、企業や自治体の持続可能な成長に貢献していくことを目指しています。