紹介予約業務の実態
2024-10-31 19:10:13

医師581名対象の調査から見える紹介予約業務の課題とは

医師581名対象の「紹介予約業務に関する調査」結果



メドピア株式会社が実施した「紹介予約業務に関する調査」では、581名の医師を対象に、クリニックにおける業務実態を明らかにしました。本調査の結果から、開業医の多くが紹介予約業務に対して負担を感じていることがわかりました。また、Web病診連携ツールの導入への意欲も見受けられ、今後の業務改善に向けた期待が高まっています。

調査背景



近年、医療機能の分化と連携の重要性が高まっています。地域の病院とクリニックとの間でのスムーズな医療連携、すなわち「病診連携」のニーズは今後ますます増えると予想されています。CRの調査によれば、約8割の医師が紹介予約業務をクリニックで行い、その負担を感じていることが明らかになりました。

調査結果の概要



1. 紹介予約業務の実態



調査によると、紹介患者数は「11~50人」が最も多く、続いて「51~100人」との回答が目立ちました。紹介予約業務を行うのは主に医師(65.6%)とアシスタント(56.5%)であり、「患者さま・ご家族」が紹介業務に関与する割合も一定数存在します。これにより、クリニックごとに紹介患者数にはバラツキが見られることがわかります。

2. 負担感の実態



紹介予約業務に関して、約7割の医師が「大きな負荷を感じている」と回答しました。特に電話やFAXによる予約方法が主流であるため、業務が煩雑であることが影響していると考えられます。この負担軽減を希望する気持ちから、「業務改善を積極的に進めたい」と考えている医師も多く、全体の63.2%が負担軽減を求めています。

3. Webツールへの期待



今後の業務効率化の一環として、Web病診連携ツールに対する期待が高まっています。約半数の医師が「積極的に利用したい」と回答し、その主なメリットとして「迅速な紹介」や「手間の削減」が挙げられました。電話やFAXと併用することで、緊急時に迅速に対応できるという意見も多く見られました。

今後の展望



今回の調査を通じて、医療業界における「紹介予約業務」の実態が浮き彫りとなりました。病診連携の重要性が高まる中、クリニックでの業務負担を軽減するための取り組みが求められています。Web病診連携ツールを積極的に取り入れることで、効率的な業務遂行が期待され、医療DXの推進にもつながるでしょう。

メドピアでは、「やくばと病院予約」を通じて、病院の予約業務のデジタル化を提案しています。今後も地域医療の向上に向けた取り組みを進めていく所存です。


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会社情報

会社名
メドピア株式会社
住所
東京都中央区築地1-13-1銀座松竹スクエア8階
電話番号
03-4405-4905

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