愛知・豊橋市で防災リーダー約100名が育成されました！

愛知県豊橋市は、「防災リーダー養成講座」を通じて地域の防災力を高めるための取り組みを進めています。2023年には、これまでの取り組みの集大成として、約100名の新しい防災リーダーが誕生しました。この養成講座は、地域住民が自らの防災意識を高め、実践的な技術を学ぶことを目的としています。

この講座は、毎年多くの参加者が集まり、全4回にわたるカリキュラムが組まれています。受講生たちは、災害発生時の正しい知識や技術を習得し、地域での防災活動に役立てることを目指しています。特に、南海トラフ地震のリスクが指摘される中、地域の防災力を向上させることは喫緊の課題です。

講座の内容と実践

受講生は、講義やワークショップを通じて、実際の避難所運営を想定した"避難所運営ゲーム"に取り組みます。このゲームでは、被災地での避難所運営に必要な判断力を養うことを目的に、限られた時間で避難者を効率的に誘導する技術を学びます。

実際にどのように行動すべきかをチームで議論し、突発的な問題にも柔軟に対処する力を培います。また、大学教授などの専門家からの講義では、過去の災害からの教訓や、心構えに関する貴重な知見が得られます。これにより受講生は、根拠に基づいた防災意識を養うことができます。

受講生の声

講座を修了した受講生たちは、自らの防災に対する意識が大きく変わったことを実感しています。「他人事だった防災が、自分事として捉えられるようになった」との感想や、「防災の必要性を強く感じ、地域に還元したい」という意欲を語る声も多く、新たな発見や学びを通じて自身の成長を実感しています。

実際の講座を通じて得た知識や経験は、今後の地域防災活動に生かされ、他の市民にも広く影響を与えることでしょう。各受講生が地域の防災リーダーとして活躍することで、豊橋市全体の防災力がさらに向上していくことが期待されています。