移動手段と障がい者
2023-06-08 16:09:53
障がい者のための新しい移動手段「mairu」がトヨタのコンテストで採択
障がい者のための新しい移動システム「mairu」が実現へ
トヨタ・モビリティ基金が主催するアイデアコンテスト「Mobility for ALL~移動の可能性を全ての人に」において、注目のプロジェクト「mairu」が採択されました。このコンテストは、さまざまなアイデアやソリューションの実社会実装を目指す「Make a Move PROJECT」の一環であり、今年のテーマは「障がいのある方が、心からレースを楽しむためには?」です。
mairuとは何か?
「mairu」は、福祉タクシーとその利用者を効果的にマッチングするためのWebシステムです。このシステムの導入により、身体的な障がいを持つ人々が自分の条件に合った移動手段を簡単に見つけ、予約できるようになります。
現在、福祉タクシー業界には多くの民間事業者が存在していますが、それぞれの業者によって情報が統一されておらず、利用者が希望するサービスを見つけるのは容易ではありません。このような状況を改善するために、「mairu」では条件をもとに簡単に検索ができる機能を備えています。希望する地域や貸出器具、さらには利用時間までを指定し、最適なサービスを見つけることができるのです。
デモンストレーションとその期待
採択されたプロジェクトは、2023年9月2日および3日に栃木県内のモビリティリゾートもてぎで実証実験が予定されています。この実験により、参加したチームが開発したアイデアの実現性を確かめることになります。このイベントは、障がい者が移動を楽しむための新しい手法を社会に広める重要な第一歩となるでしょう。
会社概要
「mairu」を開発したのは、株式会社mairu techです。この会社は2023年5月22日に設立され、所在地は東京都渋谷区道玄坂です。代表取締役は大村慧氏で、同社は福祉タクシーの利便性向上に力を注いでいます。
まとめ
「Mobility for ALL」が示すように、すべての人が移動を楽しむための新しいサービスは今後も進化していくことでしょう。「mairu」の登場は、障がい者の生活の質を向上させ、さらに多くの人々が自由に移動できる社会の実現に寄与することが期待されています。2023年のコンテストでの成果を踏まえ、今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社mairu tech
- 住所
- 東京都港区六本木6-10−1六本木ヒルズ森タワー15F CIRCLE
- 電話番号
-
050-5534-6674