TOSYSが新たに提供する脱VPNソリューションの魅力
株式会社TOSYSは、2024年9月5日よりマイクロソフトの「Microsoft Entra Private Access」を活用した「Entra Private Access クイックアクセス 導入パッケージプラン」を導入することを発表しました。リモートワークが普及する中、従来のVPN接続に代わる新たな解決策として注目されています。
従来のVPNの課題
これまでのリモートアクセス手法は主にVPNが用いられてきましたが、これは特定のユーザーに対するものが多く、現在のように多くのユーザーがリモートで接続する時代においては、多くの課題を抱えています。VPNはしばしば構成が複雑で、また一部のユーザーにのみ利用しやすい作りになっているため、広範な利用者のニーズに応えることは容易ではありません。
Microsoft Entra Private Accessの特徴
「Microsoft Entra Private Access」は、プライベートなアプリやリソースへのアクセスを安全に確保するためのID中心のゼロトラストネットワークです。ユーザーは、どこにいてもさまざまなデバイスやネットワークを介してプライベートアプリに迅速かつ簡単に接続できます。これにより、VPNの運用の複雑さやコストを軽減し、更に細かなセキュリティを提供することが可能になります。
特に、条件付きアクセスを特定のアプリケーションに適用することで、既存のアプリケーションに手を加えることなく、多要素認証やデバイスコンプライアンスなどのセキュリティ機能を適用できます。これにより、業務フローを大きく変えずにセキュリティを強化することが可能となります。
導入パッケージプランの内容
「Entra Private Access クイックアクセス 導入パッケージプラン」は、約2か月でシンプルな環境構築をサポートします。このプランでは少人数での検証から全社展開までのサポートを行い、運用開始後には設計書やマニュアルも提供されるため、安心して利用を開始できます。
これにより、脱VPNを検討している方や、Microsoft Entra Private Accessに関する技術検証を進めたい方にとって、非常に有益な選択肢となります。
導入支援の費用は、1,500,000円となっており、導入期間中はEntra Suiteの試用版ライセンスを利用することができますね。試用期間が終了した場合は、別途ライセンスの購入が必要となります。
TOSYSの企業理念
TOSYSは2006年に設立され、以来クラウドサービス「Livestyle」ブランドを展開しています。2015年にはマイクロソフトと1-Tier CSP (Direct)契約を結び、Microsoft 365やAzureに関連するマネージドサービスを提供。すでに国内200社以上がTOSYSのサービスを利用しており、モダンワーク分野でもMicrosoftソリューションパートナーとして認定されています。
また、2022年には「Microsoft Base Nagano」を開設し、テクノロジーを楽しむ場や問題解決の機会を提供する場を目指しています。多くの企業がデジタル化を進める中、TOSYSは今後も進化を続け、お客様のニーズに応えるサービスを提供していきます。
まとめ
新たに発表された「Entra Private Access クイックアクセス 導入パッケージプラン」は、リモートアクセスの課題を解決し、セキュリティを強化する有益な選択肢です。導入を検討している方は、ぜひこの新しいプランをチェックして、未来の働き方を支えてくれるパートナーとしてTOSYSを考えてみてはいかがでしょうか。
参考URL