D&Iが志望度に与える影響
2024-08-16 10:46:13

ダイバーシティ&インクルージョンが学生に与える影響とは?

ダイバーシティ&インクルージョンが学生に与える影響とは?



最近の調査結果によると、大学生の半数以上が「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」に関する企業の姿勢を知ることで、志望度が向上することがわかりました。この調査は、株式会社学情が2026年に卒業予定の大学生・大学院生を対象に実施したもので、結果は多くの示唆を含んでいます。

調査の背景とは


Z世代に属する2026年卒の学生は、多様性を重視し、他者を尊重する考え方が強い傾向があります。こうした背景から、彼らの就職活動における基準や判断材料は、単なる給与や待遇に留まらず、企業のD&Iの取り組みの有無に影響されるようになっています。

D&Iが志望度に与える影響


調査によると、ダイバーシティ&インクルージョンの考え方を知ることで志望度が上がると答えた学生は約62.3%にのぼります。具体的には「志望度が上がる」と答えた学生が24.3%、さらに「どちらかと言えば志望度が上がる」と回答した学生が38.0%に達しました。この結果から、学生は企業の社会的責任や多様性の重要性を強く意識していることが明らかになりました。彼らは「利益追求だけではなく、社会的責任を果たしている企業に魅力を感じる」といった意見を持っています。また、「多様性を大事にする企業は、個々の価値観を尊重する傾向がありそう」との声も多く寄せられています。

D&Iに関心を持つ学生の視点


学生が特に注目しているのは「働き方の制度や柔軟性」です。この項目について51.8%の学生が重視しているとのこと。さらに、従業員の満足度(45.3%)、男女比率(40.2%)、勤続年数(34.4%)が続きます。多様性を受け入れ、様々なバックグラウンドを持つ社員が活躍できる環境を作るためには、これらの要素が欠かせないと感じているようです。

情報源の重要性


調査によれば、学生が企業のD&Iに関する情報を得るための主要な手段として「企業ホームページ」が76.8%という高い割合で選ばれています。この結果は、企業の何を特に知りたいのかを示しており、実際に多くの学生が企業のウェブサイトを訪れ、情報収集を行っていることが分かります。「気になる企業の採用ページは必ずチェックする」といった声や「多様な情報源を使って、企業の取り組みを多角的に理解したい」との意見も見られました。

結論


ダイバーシティ&インクルージョンに関する企業の姿勢は、今後の学生の就職活動においてますます重要な要素となっています。企業は自らのD&Iに関する取り組みを明確にし、透明性を持って発信することが求められるでしょう。学生たちが望むのは、ただ単に働く環境ではなく、自らの個性や価値観を尊重し、成長できる企業文化です。企業はこれらの要素を真剣に考慮し、次代を担う人材との信頼を築いていくべき時代に突入しているのです。

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調査概要


  • - 調査期間:2024年7月24日~2024年8月6日
  • - 調査機関:株式会社学情
  • - 有効回答数:276件
  • - 調査方法:Web上でのアンケート調査

株式会社学情について


株式会社学情は、20代の社会人や学生の就職・転職支援を行う企業です。未来の選択肢を広げることを目的とし、さまざまなサービスを提供しています。具体的には専門転職サイト「あさがくナビ」や大学生向けの就職イベントなど、若者のキャリア形成をサポートしています。


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会社情報

会社名
株式会社学情
住所
東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX9階
電話番号
03-6775-4819

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