横浜DeNAベイスターズ×ちとせ: 新たな選手サポート手法
横浜DeNAベイスターズとバイオ企業ちとせグループが共同で展開している「ちとせメソッド」が、アスリートの身体作りに新しい光を与えています。この取り組みは、選手たちの腸内環境に基づくデータを活用し、食事や生活習慣を最適化することで、パフォーマンスを向上させることを目指しています。
2023年からスタートしたこのプロジェクトでは、選手一人一人の腸内細菌叢に対する深い理解を得るために、継続的な検査と分析が行われてきました。 これにより、体組成、コンディション、食習慣の各面での改善が確認され、特にトップアスリートにおいて腸内環境が身体能力やパフォーマンスに与える影響が示されています。
腸内環境の重要性
腸内環境の重要性は、意外にも野生動物においても確認されています。たとえば、ゴリラは草食動物でありながら強靭な体を持っていますが、その秘訣は腸内細菌にあります。食物繊維を消化し、必要な栄養素を合成する微生物たちは、動物の身体力を支える重要な役割を果たしています。その概念を人間のアスリートに当てはめると、腸内細菌は栄養の吸収のみならず、免疫、疲労回復、さらには睡眠の質にも大きな影響を与えることがわかります。
アスリートにとっては、エネルギー効率や健康維持に欠かせない腸内環境管理が、パフォーマンスに直結するため、特に重要です。
「ちとせメソッド」の実施プロセス
「ちとせメソッド」は、腸内細菌叢の分析に基づく個別化されたサポートを行います。以下の3段階に分かれて進められます。
1.
生活把握フェーズ
選手の腸内細菌叢の状態を複数回にわたり検査し、解析を行います。これによって、選手ごとの生活習慣や体調を把握し、課題と目標を設定します。
2.
提案・実践フェーズ
食事に関する提案を行い、選手がそれを実践しながらチューニングを行います。このサイクルは4週間ごとに繰り返され、食材の選択、量、タイミングの最適化が図られます。
3.
自立・選択フェーズ
選手自身が、獲得した知識に基づき、コンディションに合わせた食の選択を自立して行えるようになっていきます。
この手法は、選手の腸内環境を可視化することで、それぞれの特徴に基づいた最適なアプローチを可能にしています。さらに、球団の管理栄養士も協力し、食材の選定やタイミングを個別に調整し、選手専用のメニューを提供しています。
選手からの声
選手たちからは多くのポジティブなフィードバックが寄せられています。体脂肪率が減少し、カラダのキレが向上した、リカバリーが早くなったなど、腸内環境の改善がキャリアを通じてのパフォーマンスに好影響を与えています。
松尾汐恩選手は、「食事内容を意識することで腸内の調子が変わった」とし、平良拳太郎選手は自身の食事選びに変化が生まれたことを実感しているとコメントしています。また、管理栄養士もこれらの取り組みが選手間での食に関する意識を高める効果があると述べています。
今後の展望
2024年シーズンに向けて、この「ちとせメソッド」は選手の健康管理やトレーニングだけでなく、チーム全体の士気にもつながる重要な要素となっています。日本シリーズでの成功を果たした横浜DeNAベイスターズは、今後もこの取り組みを通じて、一層の強化を図るでしょう。選手たちの身体づくりとパフォーマンス向上に貢献するため、ちとせグループのサポートは今後も続くことでしょう。
特別セミナーの開催
最後に、11月30日には「ちとせメソッド」についての特別セミナーが開催されます。この機会に腸内細菌の力とその食事法について学んでみてはいかがでしょうか。アスリートのみならず、すべての人々に役立つ情報が得られるこのイベントは、参加無料です。興味のある方はぜひ参加してください!