ISO 30414シンポジウム
2021-01-20 12:06:05

日本初、ISO 30414シンポジウムでヒューマンマネジメントの未来を探る

日本初!ヒューマンリソースマネジメント国際標準『ISO 30414』シンポジウム



2021年1月28日(木)、一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアムが主催するオンラインシンポジウム『ヒューマンキャピタルレポーティングの未来』が開催されます。このイベントは、日本初となるHRM国際標準『ISO 30414』に特化した内容で、企業経営における人的資本の重要性を再認識する機会を提供します。

シンポジウムの概要


開催日時は2021年1月28日の17:00から19:00まで、Zoomを利用したオンライン形式で行われます。参加者のために基調講演やパネル討議、企業の講演も用意されています。

シンポジウムの基調講演では、ISO/TC 260主要メンバーのザヒッド・ムバリク氏が『ISO 30414の意義と世界のヒューマンキャピタルマネジメントのトレンド』について話します。日本語の同時通訳が用意されており、参加者は理解しやすい形で情報を得られます。

続いて、三井住友銀行の人事部上席推進役、樋口知比呂氏による講演が行われます。こちらでは、SDGsやESG投資に関連したヒューマンキャピタルマネジメントについて詳しく解説される予定です。

最後に、慶應義塾大学経営管理研究科特任教授の岩本隆氏を含む専門家たちが参加するパネル討議も行われます。ここでは、ISO 30414がHRマネジメントにどう影響を与えるか、その本質について議論が展開されるでしょう。

ISO 30414の意義


『ISO 30414』は、国際標準化機構が2018年に発表したもので、人的資本に関連する情報開示のためのガイドラインです。この標準は、組織文化や採用状況、生産性、安全衛生、リーダーシップなど、幅広いHRマネジメントの観点を網羅しています。

人的資本に関するデータは、企業のコストの約70%を占めるとされ、その重要性は計り知れません。これまでは、各企業がそれぞれのやり方で人材マネジメントを行っていたため、統一された国際標準が必要とされていました。『ISO 30414』はそのニーズに応える形で制定されたのです。

開催背景


2020年8月には、米国証券取引委員会(SEC)が証券法の改訂を発表しました。この中で、企業に対し人的資本の状況についての開示を求める規定が追加されたことを受け、企業は今後ますますHR情報を開示することが求められるようになります。この流れに対して、国際的な基準として『ISO 30414』が制定され、投資家に対する最低限のHR情報開示を行うガイドラインとして機能します。

これにより、投資家からの信頼獲得へつながると同時に、企業自身のHR戦略を見直す契機にもなり得ます。特に日本市場においても、このような動きが浸透することで、HRマネジメントの世界的な標準化が進むことでしょう。

登壇者プロフィール


  • - ザヒッド・ムバリク氏
HRメトリクスCEOであり、人的資本の計測・分析において国際的に著名な専門家です。アジアの代表としてISO技術委員会のメンバーでもあります。

  • - 樋口知比呂氏
三井住友銀行の人事部で20年以上の経験を持つ専門家で、アカデミックな経歴も有します。

  • - 岩本隆氏
慶應義塾大学の特任教授で、ICT分野の理事として活躍するなど多彩な経歴を持ちます。

  • - 香川憲昭氏
HRテクノロジーコンソーシアムの代表理事として活躍する他、多くの企業や団体において人事・経営に関する業務を手掛けています。

本シンポジウムは、企業が抱えるHRマネジメントの課題を解決するための貴重な機会です。ご興味のある方は、ぜひ早めにお申し込みください。

会社情報

会社名
一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアム
住所
東京都渋谷区渋谷1-15-8 宮益O.Nビル 4階
電話番号

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