横浜に新たな技術系スタートアップ支援拠点が開設
2024年11月、横浜市に技術系スタートアップの成長を支援する交流拠点がオープンします。この新施設は、横浜の研究者や技術者の豊富な人口、そしてグローバル企業の研究開発(R&D)が集積する環境を最大限に活用し、特に脱炭素やモビリティといった未来の技術分野でのユニコーン企業の育成を目指しています。
施設の所在地と運営
新施設は横浜市西区、みなとみらいの横浜ランドマークタワー敷地内に位置する25街区ギャラリー棟に設置されます。運営は三菱地所株式会社と横浜未来機構の共同企業体によって行われ、地域内外の起業家や技術者を対象にさまざまなイベントやプログラムが展開される予定です。
主な機能とプログラム
この新拠点の主な機能は、技術系スタートアップの成長を支援するさまざまなイベントの実施です。具体的には、以下のプログラムが予定されています。
1.
ピッチイベント: 大企業やベンチャーキャピタル(VC)に向けたスタートアップのプレゼンテーションを行い、資金調達やパートナーシップの機会を提供します。
2.
マッチングプログラム: 異なる分野の企業やスタートアップ同士の連携を促進し、シナジーを生み出す場を設けます。
3.
リバースピッチ: 投資家が自身のプロジェクトやニーズをスタートアップに向けて発表し、逆にスタートアップからの提案を受ける機会を創出します。
また、海外の支援機関とも連携し、国際的な人材交流やビジネス機会の創出を図ります。具体的には、ドイツ・ベルリンの「The Drivery」との協力により、モビリティ分野のスタートアップが促進される「YOKOHAMA Mobility Innovation」も推進されています。さらに、米国ボストンに拠点を持つ「Venture Café」とのグローバルネットワークを活用し、交流プログラムも展開していく予定です。
より良い未来へ向けて
新たに設置されるこの拠点は、横浜の技術系スタートアップが発展し、連携を深めるための重要な起点となることでしょう。地域の強みを活かした効果的なエコシステムの構築が期待されます。
今後、具体的な施設名称や詳細なイベントプログラムについては、2023年10月頃に発表される予定です。スタートアップ界隈の新しい動きに注目が集まります。
お問い合わせ
施設についての詳細な情報や問い合わせは、横浜市経済局イノベーション推進課まで。電話番号は045-671-3487です。