求職者が求める情報とは
2020-03-19 14:00:04
求人情報で求職者が求める『ストーリー性』と情報の重要性
求人情報の重要性と求職者のニーズ
最近の動向として、医療福祉業界に特化した求人メディア『reposiru(ルポシル)』が行ったアンケートの結果が注目を集めています。1,105人の現役介護士・看護師を対象にしたこの調査は、彼らが求人情報を探す際にどのような点に重点を置いているかを明らかにしました。
働く環境や人との接点が重視される背景
新型コロナウイルスの影響により、企業側は採用活動の見直しを迫られ、求職者と企業との直接的な接点が減少しています。これにより、職場見学の機会が減り、求人情報は主にオンライン上で探されることが多くなりました。そのため、求職者はより具体的な情報を求める傾向が出てきています。
求職者が選ぶ情報源
調査の結果、「求人サイト」が最も多く利用されており、次に「求人雑誌」や「企業の公式HP」が続きました。特に求人サイトの使用率は48.6%にまで達しており、オンラインでの情報収集が主流であることが証明されています。
基本情報に留まらない求職者のニーズ
求人情報を見た際に最も検討する要素は「給与」で65.8%の支持を得ており、次に「仕事内容」や「勤務地」などが続いています。しかし、調査の中で3割近くの方が、基本情報だけでは満足できないと感じていることが明らかになりました。 これは、彼らが求めるのは単なるスペック情報だけでなく、実際に働く環境や、その職場が持つ価値観、同僚の経験談など、より深い情報を求めていることを示しています。
企業の公式HPへの期待
応募の際に企業の公式HPを確認する求職者は86.4%に上り、そこでも特に求められているのは「職場の雰囲気」や「理念」など、求人情報では把握しきれない詳細です。実際の回答の中には、「仕事場の雰囲気や理念を確認したい」といった声が寄せられ、求職者がいかに背景情報に興味を持っているかが分かります。
求職者が重視する『ストーリー性』
調査結果によると、現場の声を提供することが求職者にとって非常に重要です。実際に働く人のストーリーこそが、求職者にとって最も魅力的な情報となり得るのです。ここで重要なのは、企業側が透明性を持ってその声をどのように発信するかです。求職者は、単に業務内容や労働条件を知りたいのではなく、未来の職場についての具体的なイメージを描きたいと考えています。
職場見学の重要性
職場の雰囲気や価値観を得るための手段として、「見学に行く」という選択肢が最も多く挙げられていますが、現実的には多くの求職者がその時間を持て余しているのが現状です。そのため、企業は求人情報の中に、職場見学と同様の情報量を盛り込むことが求められています。
『reposiru(ルポシル)』の役割
このようなニーズに応える形で、医療福祉業界特化の求人メディア『reposiru』が登場しました。彼らは実際に企業を訪問し、働いている人のストーリーを取材し、デジタルコンテンツとして形成しています。これにより、よりリアルな職場の姿を求職者に届けることができ、双方のつながりを強化しています。
ルポシルでは、今後新卒向けの記事制作や、企業専用の採用サイト制作を行い、幅広いサポートを提供する計画です。医療福祉業界の採用担当者にとって、理想の人材を惹きつけるための強力なパートナーとなることを目指しています。
結論
求職者が求める情報は、もはや単なる数字や条件にとどまらず、実際にそこで生活する人間の声や職場の文化が重視されていることが明らかとなりました。そうした情報を提供することで、企業と求職者の間に深い信頼関係が築かれ、より良い雇用環境の実現が期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ナイチンゲール
- 住所
- 東京都渋谷区道玄坂2-8-7渋谷道玄坂ビル3・4F
- 電話番号
-
03-5457-3370