次世代AIクラウドインフラがついに日本に登場
2025年4月18日、株式会社Unsung Fieldsは、世界的な半導体設計の名手、ジム・ケラー氏が率いるTenstorrent社との提携を発表しました。これにより、「Tenstorrent Galaxy™ Wormhole サーバー」を使用した新たなAIクラウドホスティングサービスが2025年6月から提供されることになります。このサービスはアジア太平洋地域において初の試みであり、世界中のAI開発者や企業に向けて、高効率で即利用可能なAIクラウドインフラを提供します。
背景: 世界中で進むAI活用の拡大
昨今、生成AIや大規模言語モデル(LLM)の進歩によって、AI活用のニーズが急速に高まっています。しかし、従来のクラウドインフラは柔軟性や性能、コスト効率の面で限界が見えてきています。この状況の中で、AI処理に特化した新しいアーキテクチャへの移行が求められています。Unsung Fieldsは、この変化に対処するために、Tenstorrent社と提携しました。
提供の目的: 誰もがAI技術をすぐに試せる環境を創出
Tenstorrent社が開発した次世代AI専用プロセッサ「Tenstorrent Wormhole™プロセッサ」は、高速な推論、低レイテンシ、高いスループット、さらにはスケーラビリティに優れています。Unsung Fieldsは、このアーキテクチャを「すぐに試せる」クラウドインフラとしてグローバルに展開し、開発者や企業がその性能を実体験できる場を提供します。
サービスの概要と特長
本クラウドサービスで使用される「Tenstorrent Galaxy™ Wormhole サーバー」は、AIワークロードに特化した設計の上に、高いスケーラビリティと超高密度の構成を誇ります。このサーバーは、32基のTenstorrent Wormhole™プロセッサをメッシュトポロジで接続し、高並列処理を実現しています。これにより、生成AIやLLMなどの最新AIワークロードにおいて、従来のアーキテクチャを上回る性能を提供します。
主な特長
- - 提供開始日: 2025年6月(初期拠点:日本・大阪)
- - APAC初導入: Tenstorrent製LPU搭載クラウドサービス
- - 高密度サーバー構成: 32基のWormhole™プロセッサをメッシュトポロジで接続
- - 推論・学習用に最適化: 低レイテンシ・高スループット設計
- - 即利用可能な環境: ログイン直後から利用できるプリセット済み環境
- - 多様なニーズに応じ: 世界中のスタートアップ、研究機関、大企業に対応
先行予約の受付開始
また、本日より公式Webサイトで先行予約を受け付けています。先着順で提供枠を確保できますので、次世代AI基盤をいち早く体験したい方はぜひご登録を。
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今後の展開: AIクラウドのグローバルスタンダードを目指して
Unsung Fieldsは今後、Tenstorrent社との戦略的連携を基に、日本国内での小規模な分散型データセンターを展開し、さらに世界中の開発者に親しまれるAIクラウド基盤のサービスエリアを拡大していく予定です。将来的には北米、欧州、アジア各地域への展開を視野に入れ、次世代AIインフラのグローバルスタンダード化を追求していきます。
本件に関するお問合せは、株式会社Unsung Fields 広報担当まで。詳しい情報は公式サイトをご覧ください。
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