LocationMind資金調達
2024-09-13 11:24:36

AIと宇宙技術で成長を目指すLocationMindが巨額資金調達を実施

AIと宇宙技術の未来を切り拓くLocationMind



2024年、東京のAI・宇宙ベンチャー企業、LocationMind株式会社がシリーズBにおいて約31.7億円の資金調達を完了しました。これにより、同社は創業以来の累計調達額が約49.1億円となり、さらなる成長基盤を築きました。この資金は、既存事業の拡大及び新規事業の推進に活用されます。

位置情報ビッグデータを扱う総合戦略



LocationMindは、世界最大の位置情報銀行を目指すべく、AI事業と宇宙事業という二つの柱で展開しています。AI事業においては、グローバルな位置情報ビッグデータを収集・分析し、様々なデータソースから高精度の情報提供を目指しています。すでに80か国以上からのデータを扱い、成長を続けています。

一方、宇宙事業では、次世代GNSSセキュリティサービスの提供を行うため、測位信号のセキュリティ技術を確立しています。従来のGPS信号はオープンな仕様を利用しているため、改ざんや信号の不正利用といったリスクが存在します。これに対抗するため、LocationMindは高い信頼性を伴うセキュリティ技術を開発中です。

資金調達の具体的な目的



資金調達の目的は大きく分けて3つです。第一に、既存の分析ソリューションを拡張し、国際的なビジネス展開を加速させることです。AIを駆使したソリューションの高度化を進め、ますますグローバルな市場に対応する人材の採用やデータソースの拡大が求められています。

第二に、宇宙事業においては、自動車やドローン向けの次世代GPS受信機の開発が進められます。ここでは、信頼できる測位技術の提供を通じて、社会基盤の構築を実現する計画です。

第三に、空間情報生成AIの開発にも注力しています。チャット1つで様々な移動体の動態を分析できる技術を目指しており、さらなるイノベーションを追求しています。

桐谷氏のビジョン



代表取締役の桐谷直毅氏は、LocationMindの成長を支援してくれる投資家や企業に感謝の意を表し、同社の使命は「世界中の位置情報を通じて、何が起こっているのかを分析できる会社を作る」ことだと述べています。データを基にした意思決定が重要視される現代において、LocationMindは、企業だけでなく政府にも広く貢献することを目指しています。

桐谷氏は変化し続ける市場において、位置情報データの活用がいかに重要かを強調し、技術力で不完全なデータを克服していく必要があると語ります。また、次世代技術によってセキュリティの強化を図り、より高次元な社会基盤の実現に寄与していく決意を示しました。

期待される社会的インパクト



LocationMindの技術は、情報通信技術の進化とともに、社会に必要不可欠なものとなるでしょう。投資家や関係者からは、データを活用した新たな価値創造への期待が寄せられています。様々な産業において、信頼性の高い情報が求められるなか、LocationMindの持つ技術が重要な役割を果たすことは間違いありません。

今後のLocationMindの展開がますます注目されます。これからも世界中の位置情報を駆使した分析の分野でリーディングカンパニーとしての地位を確立し、様々な社会課題に応える未来を切り拓いていくことが期待されています。


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