陸上無線通信委員会報告(案)に対する意見募集の詳細
令和7年8月22日、総務省は情報通信審議会の陸上無線通信委員会が作成した「陸上無線通信委員会報告(案)」に関する意見募集を発表しました。この意見募集は、空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの技術的条件に基づいています。具体的には、920MHz帯における屋外利用等の技術的条件が該当します。
この提案に対する意見は、令和7年8月23日から9月22日までの期間、幅広く受け付けられます。本稿では、意見募集の趣旨や参加方法、今後の予定について詳しくご紹介します。
1. 意見募集の背景
情報通信技術の進展とともに、ワイヤレス電力伝送技術が注目されています。特に920MHz帯での空間伝送型ワイヤレス電力伝送は、今後の電力供給のあり方に革新をもたらす可能性があります。陸上無線通信委員会は、この技術を活用したシステムの整備に向け、今回はその屋外利用に向けた技術的条件の検討を行ってきました。
2. 意見募集の詳細
意見募集の対象は、陸上無線通信委員会がまとめた報告(案)です。この報告は、7月6日に開催された第93回委員会での結果を基にしています。報告は次の2つの書類から構成されています:
- - 別紙1:陸上無線通信委員会報告(案)
- - 別紙2:意見公募要領
意見は、下記の期間内に提出する必要があります。
- - 意見提出期間:令和7年8月23日(土)から9月22日(月)まで(必着)
意見を提出する際は、オンラインのe-Govサイトにて報告書や公募要領を確認し、必要な手続きを踏む必要があります。また、直接の閲覧や配布も総務省の窓口で行っています。
3. 寄せられる意見の扱いと今後の予定
寄せられた意見については、陸上無線通信委員会での検討が行われ、最終報告が取りまとめられる予定です。寄せられた意見がどのように活かされたかは、後日公表される見込みです。
4. 参加方法
意見を提出するためには、下記の連絡先にて詳細な情報を確認することが必要です。関心のある方々はぜひご協力をお願いいたします。
- 総合通信基盤局電波部移動通信課
- 担当者: 田野課長補佐、塚本係長、山田官、永田官
- E-mail:jimukyokuLP_atmark_soumu.go.jp
- 電話:(直通)03-5253-5895
今後、技術の進展に伴って、より効果的な電力伝送システムが構築されることが期待されます。皆様の積極的な意見の参加が、未来の技術開発に決定的な影響を及ぼすことでしょう。ぜひこの機会を利用し、有意義な意見をお寄せください。