スイス発のクラウドストレージサービスであるpCloudが、2026年3月より日本国内にPOPサーバを設置しました。この取り組みは、ユーザーの接続速度を約2倍にすることを目指しており、特に日本国内ユーザーにとっての利便性を大きく向上させることが期待されています。
pCloudのPOPサーバは、国内ユーザーからのアップロードおよびダウンロードリクエストを集約し、アメリカ・テキサス州またはルクセンブルクのデータセンターに転送します。これにより、多くのユーザーが直面する「距離による通信速度の変動」を大幅に改善し、特に大容量ファイルのやり取りを快適に行える環境が整います。
具体的なデータを見てみると、東京某所での計測では、旧USサーバの平均速度は60Mbpsでしたが、新しいPOPサーバを介した接続では、110Mbpsに達しました。また、EUサーバでも35Mbpsから80Mbpsに向上しています。このように、旧平均に対して2〜2.5倍もの性能向上が実現されています。
さらに、pCloudはこのPOPサーバを設置するにあたり、国内大手通信キャリアであるNTT、ソフトバンク、そしてBBIXとの接続契約を締結しました。特にBBIXは、ソフトバンクグループが提供するインターネットエクスチェンジサービスであり、これにより国内外の多くの通信事業者と直接接続が可能になります。この仕組みにより、ユーザーはインターネットプロバイダの種類や契約内容に左右されず、安定した通信速度を享受できるようになります。
pCloudの取り組みは、ただ単に速度を上げることに留まらず、ユーザーがよりスムーズにファイルを取り扱えるようにすることを目指しています。アップロードやダウンロード時の体感速度が向上することにより、特に写真や動画の転送時に利便性が顕著になると考えられます。また、回線の混雑や外部要因に依存しづらくなることで、より安定した接続が実現されます。
pCloudの内部では、これまでの速度改善におけるフィードバックを活かし、今後も日本国内のユーザーの声を収集しながら、継続的なインフラ投資を行う方針です。2026年3月には国内のアクティブユーザー数が12万人を超えるなど、その人気は高まる一方です。日本は今後、pCloudにとって「世界の主要マーケット」として位置付けられることとなります。
また、pCloudは独自のゼロ知識暗号化技術やリージョンコード設定、さらには買い切りプランなど、安全性と利便性を兼ね備えたサービスを提供しています。そのため、「買い切りプランのあるクラウドストレージ」として、多くのユーザーから支持されています。
総じて、pCloudの日本におけるPOPサーバ設置は、接続速度だけでなく、全体的なサービスの質の向上にも寄与する重要な施策です。その革新が、今後のクラウドストレージ市場にどのような影響を与えるのか、さらなる発展が期待されます。
■ pCloudの背景
pCloudは、セキュリティを重視したスイス発のクラウドストレージサービスで、世界中で2300万人以上、日本国内でも12万人以上のユーザーを有しています。また、母体となる会社、pCloud International AGの所在地はスイスにあり、代表者はTunio Zaferです。
■ ノイテックス有限会社について
ノイテックス有限会社はpCloudの日本総代理店であり、販売やマーケティング、技術サポートなどを担当しています。所在地は東京都豊島区東池袋にあり、代表者は林 鉄平です。