名工銘鈑とJTBが取り組む新しい環境意識の形
名古屋を拠点とする名工銘鈑株式会社が、株式会社JTBコミュニケーションデザインとの共同プロジェクトを発表しました。双方の企業が手を組むことで、宿泊を通じた環境意識の醸成を図る新たな取り組みが始まります。このプロジェクトは、2023年12月から国内の対象ホテルでスタートする「CO₂ゼロSTAY®」プログラムの一環として、宿泊者に配布されるオリジナルの木製タグが中心となります。
CO₂ゼロSTAY®とは
「CO₂ゼロSTAY®」は、JTBが展開する環境に配慮した画期的な宿泊プランです。宿泊中に発生するCO₂を、森林保全などの別の活動で補うことにより、実質的にゼロにするカーボン・オフセットの仕組みを採用しています。このプランを通じて旅行者は、自分の行動がどのように環境に影響を与えているかを再認識し、よりサステナブルな体験を享受できるのです。
エコタグの特徴
名工銘鈑が制作したこの木製タグは、MDFやオーガニックコットンといった環境負荷の少ない素材で作られています。各ホテル毎に異なるロゴデザインが施されており、思い出の品としても楽しむことができます。さらに、このタグは耐久性があり、旅行中はスーツケースに取り付けたり、帰宅後には香水ディフューザーやインテリアとして再利用できるのも特長です。これにより、宿泊者は「自分の選択が環境に貢献している」という意識を持ち続けることができます。
環境意識への気づきを促す
本プロジェクトは、2025年1月に東京ビッグサイトで開催予定の「グリーンマテリアル2025」に端を発し、名工銘鈑がSDGsに基づくものづくりを目指しています。代表取締役の田中俊行氏は、「このプロジェクトを通じて、多くの人が自然や環境への意識を持つきっかけを提供したい」とコメント。JTBの吉田梨紗氏も、環境配慮を具体的に実感できる「エコタグ」の重要性を強調しています。
名工銘鈑の企業情報
名工銘鈑株式会社は、1958年に設立され、信頼性が求められる自動車部品業界を中心に活動を展開しています。印刷・加工に関する技術と知識を生かして、様々なニーズに応える製品を提供しています。お客様に高品質な製品を届けることに尽力しつつ、地域社会との共生、環境への配慮にも力を入れています。今後も名工銘鈑は、持続可能な社会を実現するための取り組みを続けることでしょう。
結論
名工銘鈑とJTBの協業により生まれたこのエコタグは、宿泊者が環境に配慮した行動を実感できるよう工夫されたデザインとなっています。この試みにより、更なるエコ意識の普及が期待されます。環境を意識した新しい旅行の形が、日常に根付くことを願う声が聞こえてきます。