シエラレオネにおける包括的性教育
特定非営利活動法人Alazi Dream Project、通称アラジは、シエラレオネ共和国において包括的性教育プログラムを推進しており、8月15日にはオンラインでのイベントを開催します。このイベントでは、シエラレオネ現地の実践や、直面する課題を共有し、教育機会の向上を目指す様々な取り組みを紹介します。
現状と活動の背景
アフリカのシエラレオネでは、女性の権利が十分に保障されていません。特に女の子は、若年妊娠や教育の機会を奪われる現実に直面しています。毎年、およそ1200万人の女の子が予期せぬ妊娠により退学に追い込まれるといわれています。アラジは、そんな社会課題の解決に向けて活動しており、過去10年間で延べ2000名の人々に教育の機会を提供してきました。
教育の必要性
シエラレオネでは、結婚前の性行為がタブー視されているため、学校や家庭で避妊についての教育が行われていません。これにより、女の子たちは性交渉を拒むことが難しく、避妊の知識もないまま妊娠するリスクが高まります。また、妊娠を経験した女の子たちは、いじめや社会的な孤立を恐れて学校に通えなくなり、さらには経済的な負担により新たな学校への転校すら難しくなっています。
イベントの詳細
オンラインイベントでは、アラジが行ってきた具体的なプログラムと、そこから見えてきた課題について話し合います。参加者には英語版の包括的性教育テキストや、海外での性教育を推進するためのFacebookグループへの招待も提供されます。
参加者のための情報
イベントは、NGOやNPO関係者、性教育に関心のある方々に特にお勧めです。性教育の重要性やその包括性、国際協力の活動について学ぶ絶好のチャンスです。参加費は無料ですので、ぜひご参加ください。
アラジの目標
アラジの目標は、シエラレオネの女の子たちが教育を受ける権利を得ることです。月額1500円の寄付で、女の子が学校に通えるようになる支援を行っています。性的同意、避妊の重要性、教育の権利を伝えるための活動が進行中です。
結論
シエラレオネにおける包括的性教育の重要性を理解し、女の子たちの教育機会を広げるための取り組みを知る機会として、ぜひ今回のイベントに参加してみてください。