SELFLAME®を用いたウェアによる睡眠改善実験
株式会社TENTIALは、2024年5月に株式会社サイバーエージェントと共同で「SELFLAME®を用いたウェアによる従業員の睡眠改善の検証」を行いました。この実験の目的は、特に睡眠に関する課題を持つ従業員に対して、新しいアプローチを提供することにあります。エビデンスをもとにした改善策の検証を通じて、効果的なウェアの導入が期待されています。
検証の具体的な内容
この検証では、従業員の睡眠の質や日中の眠気、生産性、ストレスの関連性を評価しました。直接的な評価手法として問診型Webサービスが、そして客観的データとして睡眠計測デバイスが用いられました。SELFLAME®を使用したウェアと通常のドライシャツとパンツを比較し、各々7日間使用することにより、計14日間のデータを収集しました。
実験の概要
- - 目的: SELFLAME®ウェアによる睡眠改善
- - 試験品: SELFLAME®を使用したウェア
- - 対照品: 従来のドライシャツ・パンツ(ポリエステル100%)
- - 評価項目: 主観的・客観的な睡眠評価
- - 参加人数: 株式会社サイバーエージェントの社員29名
- - 試験方法: クロスオーバー試験法
結果のサマリー
SELFLAME®を用いたウェアによって、全ての主観的睡眠評価項目において改善がみられました。具体的には「睡眠の質」が3.1ポイント、「日中の眠気」が2.6ポイント向上し、全国平均を上回る結果となりました。特に、マネージャー職の従業員においても、睡眠の質の低下が顕著でしたが、SELFLAME®によって改善が確認されました。
さらに、SELFLAME®の導入による経済的なメリットも明らかになりました。従業員一人あたり、年間17万円の経済損失が削減できるとされ、全社的な対応を取った場合、8.2億円の経済損失を減少させる可能性があると推定されました。
対応と今後の展望
サイバーエージェントの元氏は、プロジェクトの発端として従業員からの声があったことを挙げ、「コロナ禍に伴う新たな健康問題」が浮き彫りになったと指摘。その中で、従業員の健康にフォーカスした取り組みを進める意義が強調されました。
また、TENTIALの舟山健太氏は、「睡眠の重要性」を訴え、全ての人々に健康に対する責任を持つべきだとの考えを示しました。このように、企業として社員の健康を支える姿勢が太く根付いていくことは、今後の企業戦略においても重要な要素となります。
TENTIALの取り組み
株式会社TENTIALは「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す」というミッションを掲げ、アスリートや最新技術を駆使した製品開発を行っています。今後もSELFLAME®を用いた製品を通じて、より多くの人々に健康を提供するためのアプローチを進めていく予定です。
本実験で示された実績を基に、睡眠の質向上を目指した革新的な商品が、広く認知されることを期待しています。