GMO AI＆ロボティクス商事、オフィス向けロボットで新たな飲料サービス実証実験開始へ

GMO AIとPreferred Roboticsが注目のオフィスロボット実証実験を開始

2025年3月17日、GMO AI＆ロボティクス商事株式会社（以下、GMO AIR）と株式会社Preferred Robotics（以下、PFRobotics）が、オフィス内での自律搬送ロボット「カチャカ」を利用した飲料提供の実証実験を実施することを発表しました。この試みは、仕事環境の効率向上を目指すもので、特に飲料の提供方法における消費動向を調査することを目的としています。

実証実験の詳細

今回の実証実験では、GMO AIRが提供するオフィス環境の中で、PFRoboticsが開発した「カチャカ」に専用のシェルフを設置し、その上にコーヒーマシンを搭載します。この機械がオフィス内を巡回し、従業員にコーヒーを提供するという革新的な取り組みが始まります。

この実験は2段階に分かれており、最初のフェーズでは固定式の提供方法を検証します。期間は2025年2月17日から2025年3月16日までで、コーヒーマシンをオフィス内に設置し、利用状況を記録します。次のフェーズでは、実際に「カチャカ」がオフィス内を巡った際の消費データを集めます。これにより、移動式の飲料提供がどれほど効果的かを評価する予定です。

背景にある目標

GMO AIRは「AIとロボットをすべての人へ。」というビジョンを掲げ、多様な業界に向けたAI技術やロボット技術の導入支援を行っています。一方、PFRoboticsは自律搬送ロボットの開発に特化した企業で、AIを活用した技術を駆使しています。今回のプロジェクトは、両者の専門知識を融合させ、次世代のオフィス空間を構築するための新たな可能性を探るものです。

カチャカの特徴

「カチャカ」は、AI技術を搭載した自律搬送ロボットであり、人間の指示で移動することができます。利用者に合わせて家具を動かすことで、より便利で快適なオフィス環境を提供します。このロボットは、2024年2月には法人向けの特化した機能を持つ「カチャカプロ」が発売される予定です。

今後の展望と関心の高まり

今回の実証実験が成功した場合、GMO AIRとPFRoboticsはその結果をもとに全国のオフィスへこの飲料提供モデルを展開していく方針です。また、オフィス以外のエリアでも「カチャカ」を活用した新しいサービスの開発を進め、さらなる価値創造を目指します。

更に、GMO AIRでは同様の実証実験を希望する企業を募集中です。ロボットを用いた新たなビジネスモデルを考える企業にとって、これは絶好の機会であり、興味のある方はウェブサイトからお問い合わせが可能です。

GMO AIRは、持続可能な未来の実現に向けた革新的なソリューションを提供し続け、AI技術とロボットによる新たな生活スタイルを提案していきます。今後の進展に注目が集まります。