能登半島地震支援
2024-11-30 11:18:01

能登半島地震から1年、支援活動の重要性を考えるオンラインイベント

能登半島地震からの支援活動振り返り



2024年1月、能登半島地震から1年を迎えるにあたり、国際医療NGOジャパンハートが中心となり、地域に寄り添った支援活動の成果を振り返るオンラインイベントが開催されます。今回のイベントは、2024年12月21日(土)14時30分から、完全オンライン形式で実施され、誰でも参加可能です。

このイベントの目的は、ジャパンハートの活動の報告とともに、被災者として支援者となった地域医療者や自治体職員の話を通じて、今後の災害支援のあり方を再考することです。ゲストには、能登町の瀬島照弘医師と輪島市の松下明氏を迎え、彼らの実体験に基づいた支援内容や地域のニーズについて誇示します。特に、災害発生時の支援体制や、支援者に求められる役割などがテーマにされ、参加者が課題解決のヒントを得られる貴重な機会となることでしょう。

支援活動の軌跡



ジャパンハートは、令和6年能登半島地震が発生した2024年1月1日からすぐに支援活動を開始しました。現地のニーズ調査を実施した後、1月2日以降に富山県と石川県の避難所に対し、高齢者や乳幼児向けの支援パックを100ケース以上寄贈し、迅速に支援を展開しました。

1月4日には医療支援チームが現地入りし、輪島市や珠洲市、能登町、七尾市の避難所や診療所で看護師の常駐支援を行いました。特に輪島市門前地区では、医師や看護師が15カ所以上の避難所を巡回し、医療サービスを提供しました。ありがたいことに、様々な医療支援チームが短期間で撤収する中、ジャパンハートは4月20日まで支援を継続し、安心感を地域に届ける取り組みを行いました。6月からは仮設住宅での孤立を防ぐ目的で「おしゃべり喫茶」を実施し、地域の人々との絆を深めました。

さらに、令和6年奥能登豪雨が発生した際には、直ちに医療支援チームが現地に赴き、輪島市内の計15カ所の避難所を巡回し、環境整備や健康観察を行いました。こうした継続的な支援活動は、今後も必要とされる限り続けていく予定です。

イベントの概要



このオンラインイベントは、以下のプログラムで構成されます。

  • - 14時30分~:「ジャパンハートの能登における活動について」
  • - 14時50分~:松下明氏による講演「門前と災害、地方自治体の受援体制について」
  • - 15時05分~:瀬島照弘医師による講演「被災者として支援者になること、外部支援者に求めること」
  • - 15時20分~:パネルディスカッション「本当に必要な支援について考える」
  • - 15時50分~:質疑応答

イベントは無料での参加が可能で、後日Zoomのリンクは申し込みを通じて送付されます。参加希望者は必要事項を記入することで申し込みができます。

支援活動の意義



能登半島地震を経て、地域の人々がどう支え合っていくかは、今後の災害支援において非常に重要なテーマです。ジャパンハートは、単なる緊急支援を超え、地域と共に今後の防災・減災に必要な取り組みを探求し続けます。イベントを通じて、災害支援のあり方について深く考え、実際に行動につなげるきっかけを提供できればと願っています。

一緒に考える未来



このイベントは、参加者が多様な視点から災害支援について考える良い機会です。地域に寄り添い、共に歩む力を育てるために、あなたの参加が待たれています。オンラインでの交流を通じて、様々な知識や経験を共有し、未来の支え合いの形を模索していきましょう。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人ジャパンハート
住所
東京都台東区寿1-5-101510ビル 3階
電話番号
03-6240-1564

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